三色式テクニカラーによる世界初のカラー長編劇映画はルーベン・マムーリアン監督の『虚栄の市(1935年)』を待たなければなりませんが、ご紹介する動画は遡ること13年、1922年にコダックによって作り出された、コダクロームによるカラーモーションフィルムのテスト映像。
1914年の後半に開始されたという二色コダクロームの最初のテストはデュアルレンズのカメラで撮影され、当初は白/黒の分離検出を行った後、フィルタ処理されたポジ・フィルムを作成するというプロセスで行われました。
実際のプリントは漂白を用いる現像が行われ、片面ごとに乳剤の緑と青を染色し(ダブルコート)、一方の赤で染色したフィルムを組み合わせるという方法が用いられたそうです。
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