ロシア出身の写真家アントン・オルロフ氏は、2005年に米カリフォルニア州北部にある家の地下室から、実に貴重といえる発見をしました。
それはジョン・ウェルズ・ラヒルという人物が、1917年に(あるいは1918年初頭にかけて)撮影していた、500枚を数える手彩色のガラス製のスライドだったのです。
ロシアはもとより、中国、そして日本――それは牧師として各地を転々としたラヒルの残した、公式の記録には残されない“第一次世界大戦”当時の、世界の活写。ご紹介するのは、彼の発見した写真のごく一部です。
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