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科学


【アート】まるで魔法!部屋の中に本物の雲を発生させる「Indoor Clouds」

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 オランダ人アーティスト、Berndnaut Smilde 氏によって屋内に生み出された本物の雲。
 室内の湿度や温度、光などを調節し、フォグマシンを使って慎重に作り出される人工的な雲は、わずか数分しか存在できないそうです。
 科学とアートがクロスするこの作品、TIME誌の発表した「2012年最高の発明品」に選ばれています。

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【動画】現実をスローモーションで視覚するヘルメット「Decelerator Helmet」

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 ドイツ人アーティスト lorenz potthast が手掛けた減速機ヘルメット「Decelerator Helmet」は、外部の世界をスローモーションで見ることができるというヘルメット。
 頭部をすっぽりと包みこむ球形のヘルメットで、ユーザーはカメラを通じて世界の動きをスローモーションで視覚することができます。同時に外部モニターにはユーザーの見ている映像が写し出されており、また視覚する動きの速さは3種類に設定することができるようです。

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【話題】最新の技術で復元されたネアンデルタール人が、チャック・ノリスに似すぎていた件

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 1909年にフランスのドルドーニュ県にあるラ・フェラシー洞窟から発見された骨格を元に、最新の復元技術で再現されたネアンデルタール人は俳優のチャック・ノリスにあまりにも似ていました。
 現存する最も完全なネアンデルタール人の骨格である「ラ・フェラシー1」の復元に貢献したのは、人類学者とモデルメーカーによる共同チーム。

 胸郭、肋骨、骨盤と脊柱のいくつかが欠損していた骨格を、1982年にイスラエルのカバラ洞窟で発見されたネアンデルタール人の骨格を復元したもので充足し、人類学者のアリス・ロバーツ教授らの指揮のもと、LF1 復元プロジェクトは開始されました。

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【話題】“エレファントマン”がDNA鑑定、死後122年を経て病気解明へ向けた遺志が実現

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 カルト王デヴィッド・リンチ不朽の名作「エレファントマン(1980)」のモデルとして、おそらく世界一有名なフリークといえるジョセフ・メリックの病気の謎を解明するためのプロジェクトが、近くロンドンで行われることが明らかとなりました。
 プロジェクトを実行するのは、メリックの遺骨を管理する英ロンドンのクイーン・メアリー大学の医科歯科科学部。生前に自らの病気の解明を望んだメリックの意思が、122年の時を経て実現されることとなります。

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【話題】スターウォーズに登場「C-3PO」をモデルにした火災作業用ロボットを開発(アメリカ)

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 映画「スターウォーズ」シリーズに登場するロボット「C-3PO」をベースにした自律型ヒューマノイドは、米海軍軍艦での消火作業にあたらせることを目的に開発されたというもの。
 「ASH(アッシュ)」と名付けられたロボットは、煙が充満するエリアで梯子に登る、狭い廊下を進むなどあらゆる状況下での作業を想定しており、米海軍研究所のプロジェクトとして開発が行われたということです。

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【画像】人体冷凍保存の舞台裏(20枚)

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 人類最大の願望であるのかもしれない不死への欲求を満たすため、人体を冷凍保存し、後の世代での再生を担保するとされる技術が、いわゆる人体冷凍保存(Cryonics)です。
 単純に遺体を冷凍するだけでは、人体に含まれる水分が膨張し、細胞膜を破壊してしまうなど蘇生は困難であったりしますが、「人体に含まれる水分を不凍液に置換する」試みなどの技術が模索されてはいるようです。

 紹介する画像は写真家のマレイ・バラード氏が各地の施設で撮影した、人体冷凍保存の現場写真。血なまぐさい写真はありませんので、ご安心を。

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【話題】トヨタが新型の生活支援ロボット「HSR」を公開(動画あり)

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 トヨタ自動車が開発した新型のロボットは、家庭への導入を想定した生活支援ロボット「HSR:human support robot」。
 以前よりトヨタ・パートナーロボットとして「人との共生」を目指すロボットの開発を行ってきたトヨタでしたが、少子高齢化の課題を踏まえた介助ロボットを公開したことで、これまで提示してきた“医療、介護、生活”などのコンセプトをより具体的に示したといえそうです。

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【動画】宇宙90億年の歴史を80秒で見てみる

Recreating a Slice of the Universe

 米ハーバード・スミソニアン天体物理学センターが、「Arepo」と呼ばれる新しいソフトウェアを元に独ハイデルベルク研究所の研究者らと共同で取り組んだプロジェクトは、ビッグバンから40億年後の宇宙を起点に90億年にわたる宇宙の推移をシミュレーションしています。
 動画で示されるのは画面上に切り取られたコンピュータ・アニメーションですが、Arepo を用いることで宇宙の誕生と進化の歴史を、実に140億年にわたり正確にシミュレーションできるのだそうです。
 動画はぜひ、フルHDで。

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【動画】保護色を用いるシリコン製の軟体ロボットをDARPAが公表

Soft robots go for color

 ロボット=硬質である、というイメージは先端科学においては徐々に変化しつつあるようなのですが、いわゆる軟質ロボットの進化系として公開されたのは、体色を変化させることのできるカモフラージュ・ロボット。

 DARPA(米国防高等研究計画局)のスポンサーによりハーバード大学が公開したテストモデルは、周囲の植生に応じて本体内部を満たすマイクロ流体をポンプによって流動させることで、表面の色変化をおこないます。

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【動画】鼓動なき心臓で生きる人、「無拍動人工心臓」をめぐるドキュメンタリー

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 いわゆる人工心臓には、心臓を切除して埋め込まれる「全置換型人工心臓」と、心臓の機能の一部を補う「補助人工心臓」の2種類が存在し、かつ人工心筋や、再生医療による再生心筋シートなどの考え方があるようです。
 しかし従来の人工心臓は“拍動”を再現することが必要だと考えられていたこともあり、非常に複雑な構造が必要でした。
 ご紹介するのは以前の記事でもご紹介したことのある「無拍動ポンプ」による、人工心臓のドキュメンタリー映像「Flatline」。

 テキサス心臓研究所でビリー・コーン医師とバッド・フレイジャー医師が開発したものであり、被験者はクレイグ・ルイスという55歳の男性。
 クレイグ氏は約5週間にわたり生存を続けましたが、残念ながら持病のアミロイド症により死亡する結果となりました。

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【動画】3Dオブジェクトのような立体的な印刷技術を開発

Printing Reflectance Functions

 UCSC(カリフォルニア大学サンタクルーズ校)とヒューレット・パッカード社、および3Mが共同で開発している新しい印刷技術は、まるで3D-CGのような反射によって平面に立体的な印刷を行うことができます。

 “Printing Reflectance Functions”と呼ばれる印刷技術では、無数のディンプルをもつ特殊な反射紙に印刷を行うことで、紙の表面にスペキュラ(鏡面反射光)を再現。これにより、各ピクセルごとの光の移動によるシェーディングを二次元の紙に再現することが可能となっています。

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【動画】振り子を使って和音を可視化する装置「ハーモノグラフ」

Three Pendulum Rotary Harmonograph

 ハーモノグラフ(Harmonograph)と呼ばれる機械は、振り子運動を用いて幾何学的な図形を描くというもの。19世紀半ばに生み出され、1890年代には人気のピークを迎えたデバイスなのだそう。
 振り子運動(振動)の軌跡を描画することで、音の振動の調和である和音を可視化する装置であり、楕円形やスパイラル、その他のリサジュー曲線を自動的に描きだします。

 主にヴィクトリア時代の社交パーティなどで人気を集めたといわれていますが、もっとも単純なものは2つの振り子を用いたものだそうです。
 ご紹介するのは3つの振り子を用いたハーモノグラフ。単純な構造ながら、とても興味深いものです。

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【動画】蠕動運動を再現、ハンマーで叩いても大丈夫なロボットワーム

Meshworm

 MIT(マサチューセッツ工科大学)主導で、ハーバード大学、ソウル国立大学が共同で開発を行っている「Soft autonomous earthworm robot(柔らかな自律式のミミズ型ロボット)」は、ミミズなどが移動する蠕動運動を再現するために設計されたロボット。
 熱により伸縮する形状記憶素材で作られており、その形状から“メッシュワーム”とも呼ばれています。

 ソフトロボティクスにおける課題の一つは電力を利用したロボットにどのようにして柔らかなアクチュエータを組み込むかというところにあるようで、そのために研究者たちはミミズが伸縮する構造に注目したそうです。
 この研究は DARPA(米国防高等研究計画局)のサポートも得ているようですが、とても汎用性の高いものであるように思う。

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【動画】シッポで姿勢制御するロボットを開発中(米大学)

Tail Assisted Dynamic Self Righting

 米国防高等研究計画局(DARPA:Defense Advanced Research Projects Agency)の主導により開発されているヘキサペダル・ロボット“X-RHex”が、尻尾をつけることで一割増しの可愛さ。

 そもそも起伏の激しい地形で高い走破能力を発揮するために開発されているロボットですが、研究を行うペンシルベニア大学によれば、X-RHex に取り付けられた尻尾は姿勢維持のためのもの。
 尻尾のスイング運動を利用することで、ロボット本体の8倍の高さからの落下でも、自律的に姿勢を回復して着地することが可能なのだとか。

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【画像】過去から見た未来の戦争、20世紀前半の先端兵器イラスト(33枚)

Strange Weapon Concepts from the Past

「人が想像できることは必ず人が実現できる」という言葉を残したのはSFの父ジュール・ヴェルヌですが、一方で「スイスが平和な500年の中で生み出したのは鳩時計だけだ」という有名なセリフを映画『第三の男』で残したのは、名優オーソン・ウェルズ。

 ご紹介するのは、恐らく1930〜40年代に描かれたであろう戦術兵器の想像図ですが、現在ではけっこう実現されてるものもあったりして面白い。
 あえて「必要は発明の母」という言葉を持ちだせば、前世紀の必要と今世紀の必要の概念は異なるのだと信じたいところです。

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キネコ

Author:キネコ
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