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 西アフリカに位置するトーゴ共和国の首都・ロメで行われる「Akodessewa Fetish Market」は、世界最大といわれるブードゥー教の市。
 ブードゥー(ヴードゥー)は奴隷貿易で連行された人々の伝承や信仰がカトリックと習合したことで成立したとされる、西アフリカ発祥の民間信仰。ハイチでの逃亡奴隷たちの指導者・マカンダルが発展させたと伝えられており、類似信仰の信者は全世界で五千万人にも上るそうです。

 ブードゥーを取り仕切る神官は「オウンガン」と呼ばれ、儀式は太鼓を使ったダンスや歌、動物を使った生贄、神が乗り移る「神懸かり」からなるとされています。マーケットではブードゥーの儀式のために用いられる動物の骨や死骸、切断された頭部やハーブなどが販売されています。
 苦手な方もいらっしゃると思うので、いちおう閲覧注意。

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