3月11日の東北地方太平洋沖地震で発生した大津波が、1万3000キロ離れた南極大陸の棚氷に到達し、一部を破壊して巨大な氷山を出現させました。
欧州宇宙機関(European Space Agency、ESA)が学術誌『Journal of Glaciology(氷河学)』の電子版に論文を発表したのは、9日のこと。
それによると、ESAの地球観測衛星エンビサットは3月12日にサルツバーガー棚氷の一部が崩壊したことで出現した氷山を複数とらえており、同16日にはこれらの氷山は南極沿岸のロス海に流れ出していたとのこと。
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