ニューヨークの地下鉄が市の生命線であることは、大抵のニューヨーカーが知っています。
以前にもご紹介しましたが、世界でもっとも有名な映画監督の一人であるスタンリー・キューブリックは、無名時代にグラフ雑誌「ルック」のスタッフカメラマンとして活動していました。5年足らずの短い期間でしたが、当時の写真からも才能の萌芽は色濃く感じることができます。
それは1946年に撮影された地下鉄を撮影したシリーズでも同様ですが、ニューヨーク市立博物館によると、このスタイルは1938年に撮影されたウォーカー・エバンスの影響を受けているといいます。
ご紹介するのはその当時、“ウォーカー・エヴァンス・スタイル”で撮影されたという、キューブリックによる地下鉄の通勤風景。
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