Steampunk Octopus

 アメリカ北西部の人里離れた荒野に、毎年8月の最終月曜日から1週間だけ出現する架空の都市『ブラックロック・シティ』があるらしい。
 1986年にラリー・ハーヴィーとジェリー・ジェイムズという人物が、巨大な木像に火をつけたことに由来する「バーニングマン』というフェスティバルで催されるもので、以来、ヒッピームーヴメントと浅からぬ因果関係を持ちながら現在にいたっているのだとか。

 バーニングマンが行われるのはネバダ州リノ市の北北東に位置する「プラーヤ」とよばれる不毛の塩類平原。サボテンすら生えない不毛の地で、ブラックロック・シティに集まる参加者(バーナーと呼ばれる)は貨幣経済を忌むべきものとする独特の価値観の中で、生活基盤となる設備の一切を否定し、「贈り物経済」と「親切なこころ」のみを頼りにコミュニティの中で隣人や友人を作り生活するのだそうです。

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