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 画像にあるのは、ローマにある通称・骸骨寺と呼ばれるサンタ・マリア・デッラ・コンチェツィオーネ Santa Maria della Concezione 教会の地下にある カタコンベ です。長い名前の教会ですが、訳すと“聖母マリア処女懐胎教会”という意味になるのだそうです。

 教皇ウルバヌス8世の弟で枢機卿であったアントニオ・バルベリーニのために建立されたこの教会には、次々とカプチン修道士が派遣され、亡くなった修道士の遺体はこの納骨堂に埋葬されました。
 しかし18世紀にはカプチン派修道僧の遺骨は掘り出され、その遺骨を素材として墓室に装飾が施されました。結果として1528年から1870年までに死んだ修道僧約4000名の遺骨が素材とされましたが、現在では世界中から観光客をひきつける興味深い場所となっています。

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