bregenz-festival-andre-chenier-stage-2011

 1946年の初演以来、オーストラリアで行われている『ブレゲンツ・フェスティバル』は湖上のオペラとも呼ばれ、毎年趣向を凝らされた大掛かりな舞台装置によるオペラやミュージカルがオープンステージで上演されます。このように水上に設営される舞台を「フローティングステージ」と呼ぶそうです。

 史上最も素晴らしい屋外ステージとして評価もされているブレゲンツ・フェスティバルでは、今年の上演をイタリアの作曲家ウンベルト・ジョルダーノによる全4幕のオペラ「Andrea Chenier(アンドレア・シェニエ)」によって行われ、舞台装置のモチーフには18世紀後半から19世紀前半にかけて活躍した新古典主義を代表するフランスの画家、ジャック=ルイ・ダヴィッド による『マラーの死(image)』が選ばれました。

 てなところで、実に魅力的な“湖上のオペラ”、ブレゲンツ・フェスティバルの舞台装置の歴史を、時代を遡りつつ画像でご紹介します。

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