フィリピンの首都マニラでは、多くの移民者たちが市営墓地を居住地としており、中でも最大となる北部墓地は村を彷彿とさせる様相を呈しているのだそうです。54ヘクタールもあるというこの墓地は19世紀から現在まで続くフィリピン最古の墓地。
しかし歴史ある霊廟は、死者の躯(むくろ)を安置するだけではなく、多くの家族の生活の場と化してしまっています。今では1万人もの人々が、市営の北部墓地で生活しているといわれているそうです。
当然のことながら鬼籍に入る人が減少するわけでもないため、墓地のスペース不足は日々その深刻度を増しているらしい。
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