Adolfo Farsari_01

 A.ファルサーリ(ファーサリ、ファサリとも呼ばれる)はロンバルド=ヴェネト王国のヴィチェンツァ(※現在はイタリア)に生まれた、イタリア人の写真家。明治初期の1873年に横浜を拠点に写真スタジオ“サージェント=ファルサーリ商会”を設立、肖像写真と風景写真を多く撮影して、古の貴重な日本の光景や風俗を現在に伝えています。

 ファルサーリ商会では観光写真の他にも喫煙具、文具、名刺、新聞、雑誌、小説、日英会話本、辞書、ガイドブック、観光地図などを幅広く取り扱っており、顧客の中心であった当時の外国人旅行者の多くに評判を得ました。
 写真はモノクロの鶏卵紙写真とよばれるもので、スタジオを使って撮影されたものも多く含まれていますが、中でも彩色写真と呼ばれるものは当時の最高品質の素材を使用して、日本人の彩色職人が手作業で彩色を行った美しいもので、高価ではあったが人気であったようです。

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