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 東アフリカ、エチオピア南部のオロミア州西部を水源とし、ケニア国境のトゥルカナ湖に流れ込むオモ川流域には、古代アフリカの文化を現在につなぐ数多くの少数部族が存在しています。
 その全長を760キロ、下流地帯からはアウストラロピテクスなどの古人類の化石が出土しているというオモ川流域は、人類学上も重要な地域とされ、ユネスコの世界遺産にも登録されています。
 これら肥沃な大地が育んできた少数民族は、アリ族、ムルシ族、ベナ族、ボディ族、カラ族、ニャンガトム(ブミ)族、ハマル族、ダサネッチ族、トゥルカナ族など多岐にわたり、その総数は20万人に及ぶといいます。

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