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あなたに日々の付録をお届け。

アート


【アート】サイバー・ブッディズム! 瞑想する機械の仏像がカッコいい

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 生物が自然に適応して進化したように、未来の人間はテクノロジーに適応することで進化すると考えるのは、韓国人アーティストの Wang Zi Won 氏。
 歯車の光背や金属の蓮弁に座る坐像、機械の腕をまとう千手像など、瞑想する機械仏たちはかなりギークな印象。本体の構成要素はマネキン的ですが、それが仏像のイメージと重なることで新鮮に映ります。

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【話題】空間に描くという新概念、世界初の3Dペイントペン「3Doodler」が凄い

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 まるで魔法のようなペンが、お馴染みクラウド・ファンディングサイト「キックスターター」で出資を募っており、話題沸騰となっています。
 3Doodler と名付けられたガジェットは3Dプリンターで用いられるABSプラスチックを使用することで、平面上、あるいは立体的な空間に絵を描くことができるというすぐれもの。
 ソフトウェアもコンピュータも必要とせず、電源ソケットに差し込むだけというお手軽さで、こんな楽しい世界が開けるんです。

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【アート】アメコミの悪役をリアルライフの悪党にしてみた「Legion of Doom」

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 ブラジル人アーティストのブッチャー・ビリーさんという、本人もアメコミの悪役みたいな名前の人が、現実の大悪党をコミックの悪役に投影させて作品化した「The Legion of Real Life Supervillains(実生活の悪人軍団)」というシリーズのご紹介。
 チャールズ・マンソンのジョーカーとかハマりすぎと感じる半面、フェイスブック創始者のザッカーバーグが混じっていたり、ブッシュとビン・ラディンがともに名を連ねていたりで、向こうの人が何をどう見ているのかと、そういう意味でも興味深かったりなかったり。

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【アート】ゴジラVS巨大イカ!ポップカルチャー大決戦「忠臣義士伝」シリーズが面白い(10枚)

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 ニューヨーク州ブルックリンをベースに活動する台湾人アーティストのムー・パン(Mu Pan)さんは、ポップカルチャーと古典的な芸術を混在させた独特のイメージを作品にしています。
 ご紹介するのは、彼の描く「忠臣義士伝」と名付けられた水彩画のシリーズですが、軍人の家系に生まれたパンさんの作品はしばしば戦争をモチーフとしており、ゴジラが巨大イカと対決する「1894」や、日の丸の鉢巻きをしめたガメラが海戦を行う「1943」は、それぞれ日清戦争と第二次世界大戦がテーマなのだそう。
 各画像はクリックで拡大しますので、ぜひ大判でご鑑賞ください。

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【アート】2012年国際写真賞、入賞作品25枚を見てみる

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 プロ・アマチュアを問わず作品の優劣を競う「IPA:The International Photography Awards」は、今年で開催10周年を迎える国際的な写真コンクール。そんなIPAでの受賞者は、優勝者に贈られる2万ドル(約170万円)の賞金をはじめ、最終候補者には“写真界のアカデミー賞”と呼ばれるルーシー賞に招待されるなど、多大な評価を得ることができます。

 そんなIPAから、海外サイトの選んだ印象的な作品25点をご紹介。
 ちなみに冒頭の写真は、書籍(自費出版)美術写真部門ノンプロ準優勝に選ばれた、Sim Chang 氏の「Flawless Love」という作品。

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【アート】人体をこねまわしてみた、シュールすぎるヌード写真「Asger Carlsen」

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 デンマーク出身のフォトグラファー、アスガー・カールセン(Asger Carlsen)は、写真の持つ虚構と現実を巧みに織り交ぜ、人体を再構築することをスタイルとしているようです。現在はニューヨークを拠点に活動するカールセンですが、かつてハンス・ベルメールが球体関節人形を用いて試みた、接合された人体イメージを個人的に想起させた作品。
 人体を純粋な構造物として捉え、粘土をこねるように遊んでみた感じでしょうか? 決して新しくはないけれど、グロテスクで官能的です。

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【画像】ソビエト暗黒街のシンボル、囚人たちのタトゥー・コレクション(14枚)

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 ロシア出身の写真家セルゲイ・ワシリエフ氏により1989年から1993年の間に撮影されたという、ロシアの囚人たちのタトゥーコレクション。
 いまだKGBによる厳しい抑圧が続けられていた中で、およそ権力闘争のピークであったというロシアのギャングスターたちのタトゥーは、図像のそれぞれに特殊な意味を持つ、シンボリックな存在であったらしい。
 書籍化もされているタトゥーのカタログは、膨大な数に及ぶようです。

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【動画】動くシャドーボックス、幻想的なペーパー・アニメーション「I HAVE YOUR HEART」

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 幻想的なショートフィルム「I HAVE YOUR HEART」は、著名なアーティスト Molly Crabapple の描くイラストを元に、アニメーターのジム・バット氏が作り出した立体的なペーパーアニメーション。
 クラウドファウンディング・サイト「Kickstarter」による資金提供で完成された作品で、楽曲は Kim Boekbinder(aka.Kim Vermillion)による「The organ donor's march」が提供されています。
 シャドーボックスを思わせる映像で展開される、非常に美しい作品。

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【アート」知られざる宇宙開発競争、アフリカン・スペースファンタジー「Afronauts」

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 いわゆる“スペースレース”とは冷戦時代に米ソがしのぎを削っていた宇宙開発競争のことですが、同じ60年代に、独立したばかりのザンビア共和国が有人宇宙飛行を宣言していたことはあまり知られていません。
 もちろん(というと失礼ながら)、ザンビアの宇宙開発は具体化しないのですが――スペインの写真家 Cristina De Middel さんは写真シリーズ「アフロノーツ」において、ザンビアの空想の宇宙開発を、サイエンス・フィクションとアートの融合した形として展開させました。

 野っ原でドラム缶を使った訓練を行っていた、トホホすぎるザンビア宇宙飛行士訓練センターでしたが、アートの目を通すと、そのキッチュさがポップなイマジネーションを喚起させるから不思議です。

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【アート】大人のような子供たち、フォトレタッチ・シリーズ「L'Enfant Exterieur」が面白い

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 パリを拠点に活動するフォトグラファー、Cristian Girotto 氏のフォトレタッチ・シリーズ「L'ENFANT EXTERIEUR」が面白いのでご紹介。
 ユング心理学における「永遠の少年(puer eternus)」を例えに説明されていましたが、単純にユニークで楽しいです。

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【アート】昔の少年マガジンが凄すぎる、エドガー・アラン・ポー「恐怖の世界」特集(1969年)

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 昔の少年マガジンはスゴ怖かった――というわけで、猟奇的興味を惹かずにはおれない1969年刊行の『週刊少年マガジン』より、エドガー・アラン・ポーの「恐怖の世界」をお届けします。

 少年誌とはいうものの、大学生の間でも「右手にジャーナル、左手にマガジン」と言われた当時の少年マガジンでは、大伴昌司さん構成のマニアックなグラビア特集も人気を集めていたようです。
 監修を中島河太郎さん、企画・構成を“怪獣博士”こと大伴昌司さん担当という素晴らしすぎる布陣で描かれた目くるめく怪奇世界は、現在の漫画誌には見られない博物的魅力に満ちています。

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【動画】ヱヴァンゲリヲンをトリビュート、イメージが暴走する「The Beast」が鮮烈

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 映画「新劇場版:Q」の公開でも注目を集めているヱヴァンゲリヲン(新世紀エヴァンゲリオン)をトリビュートし、中国人アーティストの Lu Yang 氏が制作したショートフィルム「The Beast」。
 中国の伝統的な医療法である「吸い玉(カッピング)」とヱヴァ弐号機による獣化第2形態「ザ・ビースト」のイメージを、強烈な色彩と叩きつけるようなビジュアルで表現した映像。
 クリエーターズ・プロジェクトによるアートフィルムですが、好き嫌いが激しく分かれそう。個人的にはすごく好きですが。

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【アート】まるで魔法!部屋の中に本物の雲を発生させる「Indoor Clouds」

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 オランダ人アーティスト、Berndnaut Smilde 氏によって屋内に生み出された本物の雲。
 室内の湿度や温度、光などを調節し、フォグマシンを使って慎重に作り出される人工的な雲は、わずか数分しか存在できないそうです。
 科学とアートがクロスするこの作品、TIME誌の発表した「2012年最高の発明品」に選ばれています。

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【アート】宇宙がテーマのレトロな中国のポスター(10枚)

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 1962年から1985年にかけて制作されたという、宇宙をテーマとした中国のポスターアート。
 ぽっちゃりとした福々しい赤ちゃんや子供たち、道教の神々と宇宙船が共存するアヴァンギャルドな宇宙的イメージ。どこかプロパガンダ臭のするこのテの中国アートは、欧米のマニアには受けがいいようです。

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【動画】現実をスローモーションで視覚するヘルメット「Decelerator Helmet」

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 ドイツ人アーティスト lorenz potthast が手掛けた減速機ヘルメット「Decelerator Helmet」は、外部の世界をスローモーションで見ることができるというヘルメット。
 頭部をすっぽりと包みこむ球形のヘルメットで、ユーザーはカメラを通じて世界の動きをスローモーションで視覚することができます。同時に外部モニターにはユーザーの見ている映像が写し出されており、また視覚する動きの速さは3種類に設定することができるようです。

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キネコ

Author:キネコ
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