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アフリカ


【画像】天空のロストワールド『アウヤンテプイ』、失われた世界は存在する(21枚)

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 地球最後の秘境と呼ばれる「アウヤンテプイ」は、南アメリカ大陸北端に広がる、いわゆる“テーブルトップ・マウンテン”のひとつ。
 ギアナ高地を構成するテーブルトップ・マウンテンの中でも、最大のものであるというアウヤンテプイは、シャーロック・ホームズを生み出したアーサー・コナン・ドイルのSF小説『失われた世界(ロストワールド)』の創作にもインスピレーションを与えたといわれる、伝説的な巨峰。
 標高2,560m のアウヤンテプイは、100以上も点在する現地テーブルマウンテンの中でも、独自の生態系を維持しています。雲海にそびえる姿は、まさに「天空のロストワールド」ともいうべき威容を誇っていますね。

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【画像】西アフリカ最大の分布地域を持つ民族、「フラニ族」の人々(13枚)

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 西アフリカを中心に居住地域を広く分布するフラニ族は、北西はモーリタニアから、東はカメルーンを含むサヘル地帯に広く居住する民族。
 その居住地域の広さから、フラ族、フルフベ族、プール族、プル族、フルベ族など様々の呼称を持つ民族ですから、一口に「フラニ族」と呼ぶことが妥当であるかについては疑問もよぎりますが、独特の言語体系を有し、豊富な民話を継承するという点において共通点があるようです。
 彼らの居住地域は中央アフリカはもちろん、スーダンやエジプトに至るまで多岐に及び、中には人口の40パーセントを占める地域もあるのだとか。

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【画像】エチオピアに息づく古代アフリカ、オモ川流域の少数部族(23枚)

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 東アフリカ、エチオピア南部のオロミア州西部を水源とし、ケニア国境のトゥルカナ湖に流れ込むオモ川流域には、古代アフリカの文化を現在につなぐ数多くの少数部族が存在しています。
 その全長を760キロ、下流地帯からはアウストラロピテクスなどの古人類の化石が出土しているというオモ川流域は、人類学上も重要な地域とされ、ユネスコの世界遺産にも登録されています。
 これら肥沃な大地が育んできた少数民族は、アリ族、ムルシ族、ベナ族、ボディ族、カラ族、ニャンガトム(ブミ)族、ハマル族、ダサネッチ族、トゥルカナ族など多岐にわたり、その総数は20万人に及ぶといいます。

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【話題】8歳の男の子が61歳の子持ち女性と結婚、「先祖にお告げを受けて」(南アフリカ)

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 世界で最も若い花婿の1人かもしれない8歳の Sanele Masilela くんが53歳年上の女性と結婚したという事実は、さすがに南アフリカのコミュニティの中でも驚きをもって迎えられたようです。
 花嫁の Helen Shabangu さんの年齢は、61歳。しかも5人の子持ちです。
 南アフリカ共和国のツワネで行われた53歳違いという年の差カップルの結婚式ですが、なんでも Masilela くんはある時、ご先祖様から「結婚しなさい」というお告げを受けたそうです。

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【画像】ケニア最大の民族「キクユ族」、極彩色で飾る衣装と化粧(16枚)

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 アフリカ東部、現在のケニアを中心とした地域に暮らす民族であるというキクユ族はバントゥー語群系の農耕民で、ケニア共和国の22パーセントを占める約600万人の人口を擁する国内最大の民族。
 キクユ語という独特の言語を話しますが、隣接する部族のエンブ族やメル族などと言語的・文化的には近いとされています。
 元は狩猟民族だったと考えられていますが、現在はケニア山やケニア高地で農耕を営むことをもっぱらとしているのだそうです。

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【画像】野生のことばを伝える少女、懐かしの「野生のティッピ」(動画あり)

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 野生のティッピ、あるいはターザン少女としても知られるティッピ・ドゥグレは、アフリカへ移り住んだフランス人の両親の間に生まれ、大自然の中で幼少期を過ごしました。

 幼い頃から野生動物に囲まれていたティッピの友達は、当時28歳であったアフリカゾウのアブー。ヒョウやライオン、キリンやダチョウなど、多くの野生動物と接するうちに“動物と話す少女”としてドキュメンタリーにも取り上げられ、世界中で時の人となったティッピも、すでに22歳。
 両親と共に帰郷したティッピはソルボンヌ大学で映画学を学び、現在はドキュメンタリー制作に携わるなど、新たな人生を歩んでいるようです。

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【動画】黒い歯茎は美の象徴、セネガルで行われる歯茎の刺青

Tattooing of gums in Senegal

 世界には民族の数だけ美の基準があるのだろうと思いますが、ご紹介する動画ではセネガルでの歯茎を黒く着色する入れ墨が紹介されています。
 Marieme という若い女性は、白い歯をより白く見せるために歯茎を黒く着色する入れ墨を行うわけですが、歯茎を黒くするための塗料は黒色火薬と燃料油、シアバターを混合したものが使用されるらしい。
 西アフリカで実際に行われている習慣で、若い女性に人気の美容法なのだとか。口内に行う入れ墨ですから、かなりの痛みをともなうようです。

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【アート」知られざる宇宙開発競争、アフリカン・スペースファンタジー「Afronauts」

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 いわゆる“スペースレース”とは冷戦時代に米ソがしのぎを削っていた宇宙開発競争のことですが、同じ60年代に、独立したばかりのザンビア共和国が有人宇宙飛行を宣言していたことはあまり知られていません。
 もちろん(というと失礼ながら)、ザンビアの宇宙開発は具体化しないのですが――スペインの写真家 Cristina De Middel さんは写真シリーズ「アフロノーツ」において、ザンビアの空想の宇宙開発を、サイエンス・フィクションとアートの融合した形として展開させました。

 野っ原でドラム缶を使った訓練を行っていた、トホホすぎるザンビア宇宙飛行士訓練センターでしたが、アートの目を通すと、そのキッチュさがポップなイマジネーションを喚起させるから不思議です。

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【動画】廃材でFM局を開局、アフリカの天才発明少年にMITも舌を巻いた

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 アフリカ・シエラレオネ共和国出身のケルビン・ドウ君は、DJ.フォーカスという別名で、自宅のブースからFM番組を発信しています。
 また、独自に開局したラジオ局で使用している機材など全ては、ゴミ捨て場に捨てられていた資材などを再利用して作られたのだそうです。

 独学でエンジニアリングの技術を習得したケルビン君は、既に送信機や発電機、バッテリーなどを開発しており、彼の発明は電力供給が不安定なシエラレオネの自宅において幾らかの電力を供給しているそうです。
 そんな彼の才能が、MIT(マサチューセッツ工科大学)を驚かせたとして話題になっています。

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【画像】独立1年余り、南スーダンの刑務所の様子(32枚)

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 2011年7月にアフリカ大陸54番目の国家として独立を果たした南スーダン共和国ですが、独立して1年余りの若い国家には克服するべき多くの課題が残されているようです。
 ご紹介する画像は、AFP通信のフォトグラファー、Tony Karumba 氏により南スーダンの刑務所で撮影されたもの。アフリカと人権問題は常に切り離せない問題として存在していますが、新生独立国家の内実も基本的な権利を尊重しない司法制度など、多くの問題を抱えているようです。

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【画像】80年代から不法占拠されている、モザンビークのホテル「The Grande Hotel」

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 1955年、モザンビーク第二の港湾都市ベイラにオープンした「グランデホテル(The Grande Hotel)」は、21,000平方メートルの敷地を誇り、130を越える客室に巨大なプール、複数のレストランにダンスホールなどを有するアフリカ最大のホテルとして建築されました。

 富裕層の入植者のための理想的なリゾートとして、贅の限りを尽くしたホテルでしたが、内政の不安と共に1963年には営業を終了。公共のプールとして利用されていたプールも80年代の初めには閉鎖されてしまいます。
 放置されたホテルには徐々に低所得者たちが住みこみ始め、今では2,000人を越える不法入居者たちに占拠されているという状況のようです。

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【話題】コンゴで新種のサルを特定、地元民には知られていた「レスラ」という金色の猿

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 CNNによると、米国の研究チームがアフリカのコンゴ(旧ザイール)で新種のサルを発見したようです。
 見つかったのはコンゴ中部にあるロマニ盆地の森林に生息するオナガザルの一種で、発見のきっかけはコンゴの森林を調べていた調査団が、近隣の集落で見たことのないサルが民家に繋がれているのを見つけたことでした。

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【画像】西アフリカ、ガーナのクリエイティブすぎる棺桶が楽しい(35枚)

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 西アフリカのガーナ共和国、先住民のガー族の人々は独特の死生観をもっており、故人を送り出す棺桶に生前の職業や憧れていたものを表現したデザインを用いるのだそうです。
 例えば、ガソリンスタンドのマネージャだった人には給油機型の棺桶、農家だった人にはとうもろこしや豚の棺桶、といった感じ。

 アフリカらしい極彩色に彩られたプログレッシブな棺の数々は、デザイン棺桶のスタジオ「Kane Kwei Carpentry Workshop」で製作されたもので、現在ではガー族の文化として定着しているのだとか。
 死ぬのが楽しみになりそう。

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【画像】精霊「Egungun」を身にまとう、ヨルバ人のヴードゥー衣装(13枚)

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 ゲッティイメージの写真家、ダン・キットウッド(Dan Kitwood)さんはトーゴやナイジェリアなど多くの西アフリカの地を訪れ、ヴードゥー教の風俗や儀式を写真に収めてきました。
 ダンさんによると、しばしば誤解されるヴードゥーのイメージはハリウッドによってもたらされたビジョンであり、実際のヴォドゥン(Vodun:ハイチや西アフリカでの正式な呼称)は風土に根差した複雑な思想体系をもっているのだそうです。

 ご紹介の画像はダンさんの撮影による、ナイジェリアのヨルバ人の霊 Egungun を表わす扮装をした人々。極彩色の色使いは洗練されており、神秘的であり美しくもあります。

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【画像】アフリカ版バーニングマン「アフリカ・バーン 2012」が最高に楽しそう(18枚+動画)

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 アメリカ北西部のブラックロック砂漠で行われるヒッピー・レイヴ「バーニングマン」については以前に取り上げたことがありましたが、南アフリカのカルー砂漠にも「アフリカ・バーン(Afrika Burn)」と呼ばれるフェスティバルがあるようです。

 今年で開催5年目という Afrika Burn は、一時的に形成される参加者のためのコミュニティで、アートや様々の衣装、奇妙な改造車両、そしてもちろん音楽やキャンプが行われる文化の祭典。ご覧の通りのアフリカ版バーニングマンを謳う内容で、今年のテーマは“ミラージュ”なのだそう。

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Author:キネコ
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