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宇宙


【動画】宇宙90億年の歴史を80秒で見てみる

Recreating a Slice of the Universe

 米ハーバード・スミソニアン天体物理学センターが、「Arepo」と呼ばれる新しいソフトウェアを元に独ハイデルベルク研究所の研究者らと共同で取り組んだプロジェクトは、ビッグバンから40億年後の宇宙を起点に90億年にわたる宇宙の推移をシミュレーションしています。
 動画で示されるのは画面上に切り取られたコンピュータ・アニメーションですが、Arepo を用いることで宇宙の誕生と進化の歴史を、実に140億年にわたり正確にシミュレーションできるのだそうです。
 動画はぜひ、フルHDで。

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【科学】神の粒子「ヒッグス粒子」を観測、宇宙成立の解明に前進か!?(CERN発表)

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 ヒッグス粒子(Higgs boson)とは、素粒子に質量を与える理由を説明するヒッグス場理論から生まれた、理論上の粒子――とされていたもの。
 そのヒッグス粒子の存在が、欧州合同原子核研究所(CERN)により「ほぼ確認された」として発表されました。

 ヒッグス粒子は、」1964年に英国の理論物理学者ピーター・ヒッグスが提唱したもので、137億年前のビッグバン以降、物質に質量を与えたとされている、いわば物理学の標準理論を構成する“最後のピース”。世界の物理学者が追い求めていた「最後の素粒子」というべき存在です。

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【歴史】1927年開催、ソ連初の宇宙プロジェクト「大ソビエト宇宙展」

Great Soviet Space Exhibition 01

 1927年に旧ソ連の発明家協会によって開催されたという「大ソビエト宇宙展」。同年4月にモスクワで開催されましたが、1922年12月末にソビエト連邦の樹立宣言が成されてから間もない時期であったために、財政面も含めて時期尚早、あるいは大衆を扇動するとの声もあったのだとか。

 ジュール・ヴェルヌやHG.ウェルズを始め、名だたる科学者や著名人によるプランや設計図、立体モデルや写真などがディスプレイされた世界初の宇宙展は好評を博したのだそうです。

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【宇宙】溜息の出る美しさ、ISSで撮影された長時間露光写真がファンタスティック(画像11枚)

ISS Star Trails 01

 米航空宇宙局(NASA)の宇宙飛行士ドン・ペティット氏が公開した写真が美しいとして、各所で取り上げられるなど話題となっています。
 ペティット氏が画像共有サイト「Flickr(フリッカー)」で公開したのは、国際宇宙ステーション(ISS)で撮影された長時間露光による一連の写真。画像はジョンソン宇宙センターのギャラリーページにUPされており、約10〜15分の露光時間を要して撮影されたそうです。

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【画像】宇宙服バンザイ! 奇しくもアートになってしまった宇宙服のテスト写真

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 フリッカーで公開されているサンディエゴ航空宇宙博物館のアーカイヴから発見されたこの写真は、月面着陸へ邁進するNASAによって撮影された宇宙服のモビリティ・テストを示すもの。なんというアート感。写真集が発売されたら速攻で買ってしまうレベルです。

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【動画】宇宙服でバレエ! NASAの秘蔵映像を編集したファンタスティックな映像

space-suits
(画像はイメージ)

 かのニール・アームストロングは、人類初の有人月面着陸の際に着用していた宇宙服を「タフで信頼性が高く、とても可愛い」と記したそうです。
 もちろん、プレイテックス製の“可愛い”宇宙服にいたるまでには、多くのプロトタイプによる試験と厳しい競合が行われていました。

 ご紹介する映像は、NASAに残されたモビリティ試験のアーカイブから、試作宇宙服の映像をつなぎ合わせた「スペーススーツ・バレエ」と名付けられたもの。関節の回転機構や蛇腹構造など、あるあるSF的な見どころ満載。
 素晴らしくファンタスティックで、興味深い動画になっています。

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【話題】あの超有名な「宇宙人の捕獲写真」の元ネタが特定される(画像6枚)

etwagents

 “捕まった宇宙人”として、もっとも使用頻度が高くメディアでも参考とされてきた「小人宇宙人の捕獲写真」のネタ元が、ついに特定されたようです。
 1950年代に西ドイツのケルンの新聞に掲載された写真などとまことしやかに伝えられてきた同写真でしたが、フェイクであるという疑惑はぬぐいがたくあるものの、決定的といえる根拠も示されないままでした。

 どうやらこれ、ドイツの週刊誌が1950年4月1日号で行ったエイプリルフールのジョークだったようです。

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【宇宙】ブラックホールが星を飲み込む一部始終を観測することに成功、米研究チーム(動画あり)

A Star Meets a Black Hole

 米国の研究チームが、超巨大なブラックホールが近くの星を吸い込む一部始終を観測することに成功したと発表しました。研究チームによると、1万年に1度ほどしか起こらない極めて稀な現象だとのことです。

 周囲の物質を吸い込むことで知られるブラックホールですが、普段は銀河の中心に潜んでおり、確認することは難しい。しかし吸い込まれた恒星のかけらによって、時折その存在を追うことができるそうです。
 ブラックホールに接近しすぎた星は、その強力な重力で引き裂かれ、ガスを吸いだされる――つまり、そのガスが摩擦熱で光ることで、普段は見えない宇宙の殺し屋の姿が明らかになるのだとか。

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【話題】宇宙人に誘拐された人たちのポートレートと証言

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 欧米でよく見られる、エイリアンに誘拐(Alien abduction)されたと主張する人々のことを「エイリアン・アブダクティー(alien abductee)」というのですが、そのアブタクティーたちのポートレートを広く収集しているのが写真家のスティーブン・ハーシュという人。
 ハーシュ氏は国際UFO会議においてこれらの写真を撮影し、インタビューを収録したそうです。というわけで、アブタクティーたちの描いたイラストと共に証言の要約をどうぞ。より多くの写真をご覧になりたい方は、ハーシュ氏のウェブサイト「Little Sticky Legs」へ。

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【画像】スペースコロニー1970s、ガンダムに描かれた宇宙世紀のモデル都市

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 1979年に始まるSFアニメ「機動戦士ガンダム」に描かれたスペースコロニーは、1969年、アメリカのプリンストン大学教授であったジェラルド・オニールらによって提唱された人工の居住地をモデルとして描かれました。
 オニールの提唱するコロニーは、地球と月との引力が安定する領域“ラグランジュポイント”に設置され、居住区域を回転させて遠心力によって擬似重力を得ることを想定していました。

 ご紹介する画像は、NASAによって具体案まで作成されたスペースコロニーのデザインの一部。サイド3の独立戦争はともかく、世界人口100億人時代に至ろうという21世紀、遠くない未来にスペースコロニー建設のプロジェクトが改めて見直される日が来るのかもしれません。

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【画像】スペースシャトル「ディスカバリー」、有終のラストフライト(動画あり)

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 2011年3月に退役したスペースシャトル「ディスカバリー」が、ドラマチックなラストフライトを行いました。
 スペースシャトルは1981年の初飛行に始まる有人宇宙船で、ディスカバリーは、コロンビア、チャレンジャーに続いて1984年8月30日に打ち上げられた3機目のオービタ(宇宙船本体)。通算252人の宇宙飛行士を乗せ、計2億3800キロあまりを飛行しています。

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【画像】大宇宙の少年 - 与圧服から宇宙服まで(16枚)

pressure suits 00

 1934年にウィリー・ポストによって開発された最初の与圧服から、宇宙服にいたるまでの様々の圧力スーツ。
 以前に記事にした「与圧服からバイオスーツまで」の姉妹編ともいえる内容ですが、与圧服とは飛行服の一種で、高高度など気圧の低い環境において、乗員を保護するために用いられるもの。
 様々の試行錯誤が読み取れて、興味深いものです。

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【画像】NASAの月面ウォーク、1960年代の貴重なシミュレーション(7枚)

Lunar Landing Research Facility_7

 NASA のアーカイヴより、1960年代のアポロ・プログラムで行われた月面歩行のシミュレーションの様子。当たり前のことだけど、スパコンの演算など存在しなかった時代には、物理的な再現と肉体による評価が全てです。
 そういう試行錯誤の“肉弾”時代の、貴重な記録。
 歴史って、なんだかカッコいいですよね。

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【宇宙】NASAが公開した、最新の「月の裏側」の映像

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 しばしば「月の暗黒面」などと呼ばれる月の裏側。
 ご存じのように、月は自転と公転が同期しているために、地球に向けられる向きは常に固定されています。長く陰暦を用いてきた日本においては、月を冠した言葉や風習は多く残されていますが、弦月であろうと半月であろうと、月はその裏側の表情を見せてくれはしません。

 ご紹介するのは、米航空宇宙局(NASA)の月探査機『GRAIL』が今年1月に撮影した、最新の“月の裏側”の映像。

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【動画】地球初!寿司が宇宙へ飛び立った日

Sushi in Space

 2012年は寿司が宇宙へ飛び立った初めての年として、歴史に刻まれることになるかもしれません。
 アメリカを拠点に展開する寿司レストランチェーン「スティッキー・ライス(Sticky Rice)」がRVAテレビとの共同で行ったのは、自社商品「ゴジラ・ロール」の寿司プレートを宇宙へ飛び立たせるというプロジェクト。

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キネコ

Author:キネコ
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