ドイツ民主共和国、通称:東ドイツといえば、もちろん第二次世界大戦後に樹立された社会主義国家のことです。
いわゆるベルリンの壁により分断されたドイツは東西に2つの共和国が並び立つこととなりましたが、東ドイツは抑圧された社会主義国家としてのイメージが強く、それは決して間違いではないわけですが、自由主義的なアートの芽が全て奪われていたわけではないようです。
東ドイツで最も有名だった『ズィビレ(Sibylle)』というファッション誌をご紹介しますが、意外や現代でも通用するほどにお洒落で驚かされます。
『ズィビレ』誌を創設したズィビレ・ゲルンストナー。
『ズィビレ “ファッションと文化のための雑誌”(独: Sibylle „Zeitschrift fur Mode und Kultur“)』は、1956年の創刊からベルリンの壁崩壊後の1995年まで、39年にわたり刊行されていました。
雑誌のタイトルとなっている「ズィビレ」という言葉は、創設者であるズィビレ・ゲルンストナーの名前が由来となっており、独自の社説も読み物としての大きな魅力となっていたようです。
年に6回隔月発行された「東ドイツのヴォーグ」は、20万部の発行数がすぐに売り切れてしまったといいます。
1957年 第5号
1958年 第4号
1962年 第4号
1962年 第5号
1963年 第4号
1964年 第6号
1965年 第4号
1965年 第6号
1966年 第2号
1967年 第2号
1968年 第1号
1968年 第2号
1968年 第5号
1971年 第4号
1981年 第1号
1983年 第2号
1981年 第3号
1981年 第4号
1981年 第5号
1981年 第6号
1983年 第3号
1983年 第6号
1986年 第3号
1987年 第4号
1988年 第2号
1988年 第5号
1988年 第6号
1990年 第1号
ウィメンズウェア100 年史 (P-Vine Books) キャリー・ブラックマン 桜井真砂美 スペースシャワーネットワーク 2012-03-02 |
[Via. Dangerous Minds / BuzzFeed]
▼関連エントリ▼
■壁の向こうのデザイン、東ドイツの広告(1950-1960)
■旧ソ連時代のポーランドのハリウッド映画ポスターが、アヴァンギャルドで素敵