イギリスに生を受け、歯車やクランク、カム構造などによるシンプルな動作を追求した機械人形(オートマタ)を制作しているのは、機械工兼アーティストのポール・スプーナー氏。
彼の生み出す木彫を中心としたオートマタは、ユーモラスなデザインとは裏腹に、どこか不条理感の漂うイマジネーションが楽しい。
パスタの浴槽に浸かり、ひたすら食べ続ける男や、毒入りのミルクで倒れこむ猫など、スプーナー氏の作品にはユーモアと風刺が共存しています。
オートマタというと19世紀にかけてヨーロッパで制作された格調高い作品を思い浮かべがちですが、こうしたシンプルな構造でも複雑な物語性を感じることができますし、なにより見ていて飽きません。
The Art of Tinkering Karen Wilkinson Mike Petrich Weldon Owen 2014-02-04 |
[Via. Curious Contraptions / the tinkering studio]
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