凹面鏡とカミソリの刃を使って、シュリーレン現象を撮影。そうして生まれた映像は、かなりファンタスティックなものとなりました。
シュリーレン現象とは、ざっくりといえば光の屈折率の違いによりモヤモヤとした影が見えるという現象。流体の光学的な観測をシュリーレン法というのですが、たとえば陽炎もシュリーレン現象の1つです。
brusspupが公開した動画では、カミソリのスリットを通して凹面鏡を撮影することで、空気密度の変化を確認できるオプティカルなイリュージョンが生まれています。
こちらの映像は、ノビテック製のハイスピードカメラ「Phantom(ファントム)」を使用して、蝋燭の炎が消える瞬間の空気の流れを可視化したもの。
シュリーレン撮影法についてはこのサイトなどが専門的で詳しいですが、屈折率の差が大きければ肉眼でも観測できるため、ご家庭では砂糖や飴玉を水に溶かすことでもシュリーレン現象を確認することはできます。
興味のある方は、こちらのサイトなどもご参考にお試しあれ。
魅了する科学実験 早稲田大学本庄高等学院実験開発班 すばる舎 2015-08-18 |
参照:シュリーレン撮影法 / NGKサイエンスサイト