Page 1 - GPM Meets Mizu-Chan

 擬人化の波は、ついにNASAにまで及びました。
 国際的な気象観測計画『GPM計画』をアプローチする手段としてMASAが選んだのは、なんと気象衛星を擬人化したコミック。
 NASAが採用した日本の自治体的発想にさぞかし注目が集まるかと思いきや、全方位的にスルーされているみたいです。
YouTube [NASA | Making Science Fun For Kids Through Comics]

 まず『GPM』計画とは何ぞや? ということを説明しますと、二周波降水レーダーとマイクロ波放射計を搭載した主衛星と、マイクロ波放射計を搭載した副衛星群による大規模な気象観測計画のことです。

 これが全球降水観測(GPM:Global Precipitation Measurement)計画というわけですが、現在、日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)とアメリカ航空宇宙局(NASA)を中心に、米国海洋大気庁(NOAA)、フランス、インド、中国などとの国際協力による実現を目指して開発が進められています。

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 そこで、ついに公開されたのが『Raindrop Tales: GPM Meets Mizu-Chan(雨滴物語 GPMはミズちゃんに出会った)』というコミックです。しかし公開された動画の再生数は、更新時点では7,000たらず。
 NASAによると、GPM計画による科学的好奇心を子供たちに喚起するため、日本のマンガ風コミックによるアプローチを意図したのだとか。

 コミックに登場するのは、一般公募で採用された「GPM」と、GPMの観測対象である“水”を擬人化したキャラクターの「ミズちゃん(Mizu-Chan)」。
 80年代的というか月刊OUT的な感じというか、“普段はDCみたいなガチムチの絵を描いてるけど、がんばって日本の萌え絵っぽいのを描いてみたよ”的なぎこちなさがハンパないです。

 とはいえGPM計画が実現すれば、主衛星と副衛星群による3時間ごとの全球降水観測が可能になります。
 今回のコミックが“なんとなくスベっちゃった”というネタ要素は別にして、計画自体は順調に進んで頂きたいと思います。

 NASAによる気象衛星擬人化コミックは公開されておりまして、こちらから閲覧およびダウンロードが可能です。

GPM Meets Mizu-Chan
出典:NASA | Precipitation Education - Raindrop Tales: GPM Meets Mizu-Chan

 英文ですので補足的にご説明しますと、「“水”を原点とする雨や雪などの気象の変化を観測するためには、地球の一部だけではなく、全体を見る必要があるんですよ」という学研的な学習マンガです。
 たとえ萌え要素は少なくとも、内容的には大変よろしいものです。日本語版を用意してくれてたらもっとよかったのに。

 ぜひ『GPM計画』にご注目ください。

(Via. NASA - GPM: Making Science Fun for Kids Through Comics / JAXA - 全球降水観測計画/二周波降水レーダ「GPM/DPR」 / NASA | Precipitation Education - Raindrop Tales: GPM Meets Mizu-Chan

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