The Lord of the Rings

 20世紀アメリカにおける最高のヒロイック・ファンタジー画家、フランク・フラゼッタについては過去に記事にしたこともありましたが、氏のアートワークによる圧倒的な肉体の存在感とデッサン力、そして類い稀な空想力は、そのオリジナリティにおいて他の追随を許しません。
 そんなフラゼッタと『指輪物語』の原作者、J・R・R・トールキンの邂逅は、必然だったのかもしれません。
 1975年にフラゼッタの描いた、『指輪物語(ロード・オブ・ザ・リング)』。それはあまりに美しく、ファンタジックでした。

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 まさにブラック&ホワイトこそがイラストの原点。想像力を刺激されること、ここに極まれりという感じです。

 ただし、フラゼッタが描いたのはピーター・ジャクソン監督の映画『ロード・オブ・ザ・リング』ではなく、あくまでもトールキン原作による『指輪物語』の世界。ファンタジーの原点であらんとした2人の巨匠のコラボレーションは、管理者を一気に70-80年代へと引き戻してくれました。
 日本でいえば生頼範義くらいしか、フラゼッタに比肩する存在感を持つSF/ファンタジー画家は思い浮かばないんですよね。

Behold the bold beauty of this rare Frazetta LOTR artwork from 1975 [blastr]

Testament: A Celebration of The Life & Art of Frank FrazettaTestament: A Celebration of The Life & Art of Frank Frazetta
Cathy Fenner

Underwood Books 2008-04-28

Testament: A Celebration of The Life & Art of Frank Frazetta