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 カフカといってもシシド・カフカや海辺のカフカじゃなくて、20世紀を代表する不条理文学者のフランツ・カフカなわけですが、どうやら海外ではカフカをテーマにしたテレビゲームの開発をしている猛者がいるようです。
 今のところゲームの詳細は公開されていませんが、カフカ文学の中でも有名な、『変身』や『城』、『審判』などの作品に触発されたパズルベースのアドベンチャー・ゲームのようです。
 すごく興味深いけど、ちょっとテーマがニッチすぎるだろうと。

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主人公の“K”という名前は象徴的。『審判』とか『城』とか。

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トレンチコートの紳士が、たぶん『変身』のグレゴール(グレーゴル)・ザムザ。

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パズルゲームっぽいのがよくわかります。

 カフカのアドベンチャー・ゲームを開発しているのは、ロシアのゲーム開発者 mif2000 ことデニス・ガラニンさん。タイトルはシンプルに、『フランツ・カフカ・ビデオゲーム(The Franz Kafka Videogame)』です。
 スクリーンショットからもわかるように、ちょっとレイトン教授風にも感じられるシンプルで愛らしいビジュアル。
 普通に面白そうと感じる半面、テーマがコアすぎて手を出しづらいかも。

 ちなみに、文学とゲームの融合に熱心なガラニンさんは、これまでにもハムレットのMMORPGの開発などを行っています。ニッチすぎる......。

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「ハムレット」ゲームのスクリーンショット。

 そんなこんなで、ガラニンさんの試みは各界の注目も浴びており、NBCニュースTIMEなど、幾つかのプレスで取り上げられているようです。
 確かに、ゲーム開発がグラフィック中心の袋小路に陥らないためには、普通の人が手をつけない楔論的な着眼点もアリな気がします。



 メタ文学パズル・アドベンチャー『フランツ・カフカ・ビデオゲーム』は、2014年の公開を目指して開発中。プレイ環境は、Android. iOS. Windows. Mac. Linux. を予定しているようです。
 詳細については公式ページを注目していきましょう。

 日本でも乱歩や香山滋や小栗虫太郎のゲームを開発すればいいのに。『人外魔境』のアドベンチャー・ゲームとか、めっさ面白そうじゃないですか。

[The Franz Kafka Videogame | official site]

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アップリンク 2009-09-04

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