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 擬人化した剥製を用いて、まるでジオラマのような小世界を創造することに熱意を傾注した19世紀の剥製師ウォルター・ポッター。ヴィクトリア朝を目前にした1835年にイングランドに生誕し、82年の生涯を終えるまでに無数の剥製とそれを用いた奇妙なジオラマを制作しました。
 最盛期には10,000体を数える剥製を収蔵した博物館を運営するなどしましたが、彼の死後にはすでにこうした特異な趣味に対する熱意はイギリスからも失われており、その多くは散逸したのだそうです。

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 彼の死後、博物館は娘に受け継がれましたが、1970年には閉鎖され、2003年に競売に掛けられるまでに、その多くは失われました。
 しかしその後年、ロンドンのピーター・ブレイク卿によって重要な作品のいくつかは回収され、「Museum of Everything」などで現在も展示されているそうです。イイですねー、このプレミア感。

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 もっとも有名な作品『ウサギの学校(Rabbit School)』(上と下)

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 そんな彼の作品を元に、ドキュメンタリーが製作されるのだそうで、今回その予告編が公開されました。

 以下の動画が、その予告編。ポッター・コレクターのベン・ハードさんとパット・モリスさんなどのインタビューを交えつつ、ポッターの仕事や来歴、その生涯などに迫る内容になっているようです。



 おまけ動画。
 1965年に撮影された、閉鎖前のポッター博物館の貴重な映像。正真正銘の英国の変人が残そうとした、失われた遺産を垣間見れます。



 なお、同映画のプロデューサーを務めるジョアンナ・エイベンステインさんが寄稿した写真集も、企画に合わせて出版されます。ピーター・ブレイク卿も端書きを提供しているとか。なかなか貴重な本なのかな。

Walter Potter\\\\\\\'s Curious World of TaxidermyWalter Potter's Curious World of Taxidermy
P. A. Morris Peter Blake

Constable 2013-09-19

Walter Potter's Curious World of Taxidermy

[Via.Boing Boing / Walter Potter's Curious World of Taxidermy / Amusing Planet / 参考:Wikipedia]