イタリアはフィレンツェにある動物保護区で、オスのシマウマとメスのロバとの交配種であるゾンキー(zonkey)が誕生したとして注目を集めています。
ゾンキーはシマウマと他のウマ科動物との交雑種をさす「ゼブロイド」の一種で、人工的な生殖を行っても誕生することは極めて稀なこと。
特に今回は、保護区内でのこととはいえ、自然な交配により誕生した極めて珍しい一例としても話題を集めています。
ゾンキーが生まれたのは、数日前。「イッポ」と名付けられたゾンキーは雌の仔馬で、動画を見る限りにおいても、いたって健康な様子。保護区には競走馬やラクダなどを含め、閉鎖された動物園から保護された動物などの多くが飼育されており、イッポの両親も保護された動物のうちの二頭でした。
遺伝子の多くを共有しないシマウマとロバの交配種であるゾンキーが誕生することは、自然界はもとより、人工的な交配においても極めて稀な出来事。
ところが今回は、父親であるシマウマがロバの母親に恋をし、フェンスを乗り越えて交尾に至ったものと見られています。
動画ソース:Repubblica TV
[Laughing Squid. Via ABC News]
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