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 1855年にドイツで生まれたチャールズ・エイゼンマン(Charles Eisenmann)は、1870年代から80年代後半にかけて、フリーク・ショーの出演者たちの多くをファインダーに収めたことで知られている人物。
 ヴィクトリア朝時代であった当時、エレファントマンとして知られるジョゼフ・メリックの存在など多くのフリークたちが注目を浴びており、サーカス興業に同行するフリーク・ショーなども耳目を集めていました。
 エイゼンマンはニューヨークのバワリー街にスタジオを構え、見世物小屋の人々のポートレートをブロマイドとして販売していたといいます。

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 小人で肥満症の女性、ソフィア・シュルツ(Sophia Schultz)。加齢とともに髭を蓄えていきましたが、撮影の際には多少のメイクを加えていたようです。

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 美しい顔と巨大な足。ファニー・ミルズ(Fanny Mills)はオハイオの巨大農場の一人娘であり、婿養子となった人には5000ドルの結納金と農場を与えるという触れ込みで出演していました。

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 4本足のマートル・コービン(Myrtle Corbin)は、完全に機能する2つのヴァギナを持っており、それぞれから3人と2人の子供を出産しています。

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 骨盤から直接足先の生えた、イーライ・ボーエン(Eli Bowen)の家族写真。19世紀の奇形はしばしば呪いが原因とされましたが、一方で様々の旅をし、興行で大金を稼ぎ、幸せな家庭を築いた者もいました。

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 「美女と野獣」をテーマに数々の興業に出演した、ロシアの犬少年ジョジョ(JoJo)。興業の中でもかなり成功した人物の一人で、彼の写真はまるで“ホットケーキのように”売れたのだといいます。

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 ヴォードヴィル劇の小人の出演者。関連エントリー

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[Via.bigpicture.ru / Daily Mail]

陳列棚のフリークス陳列棚のフリークス
ヤン ボンデソン Jan Bondeson

青土社 1998-09

陳列棚のフリークス

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