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 角竜トリケラトプスの仲間と見られる新種の恐竜が発見されたのは、米ユタ州南部のグランドステアケース・エスカランテ国定公園。約7600万年前の沼沢地に似た環境に生息していたと考えられており、体長約5メートル、体重約2.5トンと推定されています。
 その特徴的な顔のつくりから、長い角と巨大な鼻を意味する『ナスートケラトプス(Nasutoceratops)』と名付けられました。

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 発見された骨格は2006年のもので、ほぼ完全な頭部の化石と、肩甲骨や前足の一部の骨格などが発見されています。

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 湾曲した長い角と大きな鼻が特徴のナスートケラトプスは、他の種と同じく草食性でおとなしい性格であったと考えられており、論文の共著者である研究者のスコット・サンプソン氏は、ナスートケラトプスが群れで行動し、比較的ゆっくりと移動していたと考えています。
 また、長い角とフリルは、トリケラトプスと同様に求愛行動のためのアピールのために使用され、時にはオス同士の争いに用いられていたのではないかと見られています。

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 化石が発掘されたユタ州南部は、白亜紀には亜熱帯の湿地帯であったと考えられており、トリケラトプスに代表されるグループは特徴的な角とフリルが特徴。近年ではユタ州で角竜の新種の発見が相次いでいました。

[Via.National Geographic]

鳥類学者 無謀にも恐竜を語る (生物ミステリー)鳥類学者 無謀にも恐竜を語る (生物ミステリー)
川上 和人

技術評論社 2013-03-16

鳥類学者 無謀にも恐竜を語る (生物ミステリー)

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