00_116696013

 頭を失ったまま18ヶ月も生き続けた鶏「首なしマイク(Mike the Headless Chicken)」は、アメリカに伝わる都市伝説――ではなくて、グラフィック誌「LIFE」での記事も記録されている、実際にあった出来事。
 LIFE は1945年の誌面で、こう伝えています。「痩せていて手足のひょろ長い、マイクという名のワイアンドット種の雄鶏は、普通の鶏のような生活を送っています――そう、彼には頭がないけれども」。

01
01_3445355

 場所は、米デンバーの200マイル西にあるコロラド州フルータ、1845年9月10日の出来事。農家ロイド・オルセンの家で夕食用に斧で首をはねられた一羽の鶏は、なぜか絶命せず、フラフラと歩きまわると、以前と変わらず羽づくろいやエサをついばむような仕草をし始めます。
 翌日になってもマイクは生き続けたため、家族はついに彼を食べることを諦め、切断された首の穴からスポイトで水やエサを与えたということです。

02
02_50866530-1

03
03_116695992

 翌週になるとロイド氏はソルトレイクシティのユタ大学を訪れ、首なし鶏マイクの調査を依頼します。
 科学者も驚きを隠せませんでしたが、頸動脈が凝固した血液でふさがれ失血が抑えられたこと、また脳幹と片方の耳の大半が残されているために、首を失っても歩くことができるのではないかとの推論が示されます。

04
04_50866532

05
05_116696012

 奇跡の鶏“首なしマイク”の噂はたちまち評判となり、LIFE誌をはじめ、複数のメディアにも取り上げられることとなります。
 気を良くしたロイド氏は、首なし鶏マイクをともなっての興行を開始。マイクの体重も順調に増え続け、当初の2ポンドから8ポンドへ、ついに首を失ってからの生存期間が18ヶ月にも及ぶという記録を成し遂げます。

06
06_53377069

07
07_116696013
(興業のプロモーター、ホープ・ウェイドとマイク)

08
08_116695995

 そうした中、マイクは興業先のアリゾナ州で、餌を喉に詰まらせて死亡してしまいます。ロイド氏が給餌用のスポイトを忘れたため、手の施しようがなかったのだそうです。

 なお、マイクの興業による成功はこれを真似た鶏の首切りブームを巻き起こしましたが、1〜2日以上生きていた鶏はいなかったとのこと。
 死後、首なし鶏マイクは「首のないまま最も長生きした鳥」として、ギネスにも記録されています。

09
09_116696028
(マイクと鶏の頭部。実際のマイクの頭部は、猫に食べられたようです)



(Via.LIFE.com)

首無し鶏マイク トートバッグ(ナチュラル)首無し鶏マイク トートバッグ(ナチュラル)


売り上げランキング :

Amazonで詳しく見る
by G-Tools