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 瀬戸内海・芸予諸島の一つである大久野島(おおくのしま)は、1934年には瀬戸内海国立公園の指定地となった島ですが、この島のことが「日本にあるウサギの楽園」として海外サイトで取り上げられていました。
 大久野島の公式サイトによれば「第二次大戦後、地元の小学校が大久野島に数羽のうさぎを放した」ことが始まりだという現在のうさぎ島は、天敵がいないことから数を増やし、現在では約300羽のウサギたちがのんびりと生活しているのだそう。

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 明治30年代には日露戦争の開戦に備え“芸予要塞”の一角として砲台などが設置され、また第一次世界大戦の頃には、化学兵器製造の拠点としても利用された過去を持つ大久野島。
 毒ガスの生産施設として、島内北西部・長浦工場地帯と三軒屋工場地帯の他にも、発電所、材料・製品倉庫などの関連施設(旧陸軍造兵廠火工廠忠海兵器製造所)が置かれたという暗い過去を持つ島でもあるようです。

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 かつて“地図から消された島”と云われた大久野島には、現在でも「大久野島毒ガス資料館」が置かれていますが、近年ではウサギ愛好家たちの聖地としても知られる島となっています。



(Via.Oddity Central)

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