1843年、ポルトガルのファロに生まれたというジャン・バプティスタ・ドス・サントス(Juan Baptista dos Santos)は、股間からぶら下がる三本目の脚と二本の男性器を持っていたそうです。
いわゆる寄生性双生児と呼ばれる症状でしたが、サントスの場合は“二重性器の男“としてより有名です。
サントスの三本目の脚は股間からぶら下がるように生えていましたが、運動機能は不十分であり、歩くためにも邪魔な存在であったようです。
そのため、紐を用いて右脚の太ももに縛り付けることもしばしばだったとされていますが、自身は健脚で、乗馬もこなすことができたのだとか。
一方のペニスに関してはどちらの機能も正常で、排尿も可能であったとされています。
股間から下がる3本目の脚には、8つの指と2つの踵があり、脛骨と大腿骨も共に2本が融合されたものだったと記録されています(図版では指の数がもう少し多いように見えますが....)。
また、サントスの2本のペニスには2つの精嚢が伴って付いており、ともに睾丸が1つずつ備わっていたらしい。機能面については良好で、排尿はもとより2本の性器は共に勃起することが可能であったそうです。
三本の脚と二つのペニスを持つ男としてはフランチェスコ・レンティーニの存在も知られていますが、サントスの場合はサーカスの見世物になることを嫌い、多額の契約金を積まれても首を縦に振ることはなかったそうです。
(※画像クリック注意)
また、人一倍旺盛な性欲の持ち主であったサントスは、2本のペニスを交互に用いて性交を行ったとされ、同じく3本足の娼婦であったブランシュ・デュマと深い関係を持っていたと伝えられています。
(Via.anti.fishki.net / 参考:Juan Baptista dos Santos)
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