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 野坂昭如の原作小説を映画化したジブリ作品「火垂るの墓」は、英題「Grave of the Fireflies」として海外にも知られた作品。
 神戸大空襲の行われた1945年の神戸と西宮近郊を背景とした野坂氏の半自伝的小説で、第58回直木賞を受賞した他、高畑勲監督による同名アニメ作品をはじめ、たびたび映像化されています。

 というわけで、海外映画サイト「Screen」の報道によると「火垂るの墓」の映画化権をイギリスの映像会社が取得したようです。

 Screenによると、「火垂るの墓」の映画化権を獲得したのはイギリスの映画会社であるドレスデン・ピクチャーズ(Dresden Pictures)。

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(画像は公式サイトのキャプチャ。火垂るの墓とは関係ありません)

 イギリス版「火垂るの墓」が、外国人キャストによる舞台を変えた作品となるのか、それとも日本を舞台とした原作に準じた作品になるのかなど、詳細については今のところ不明。
 ただし、ドレスデン・ピクチャーズを主宰するリアム・ガルボ氏とジェームズ・ヒース氏がプロデュースを担当すると報じられており、2014年の撮影の開始が予定されているとのこと。

 映画化が実現すれば、もちろん「火垂るの墓」の海外での映像化は初ということになり、様々の方面で話題を呼びそうです。

(Via.シネマトゥデイ / Screen)

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