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 ロシア・西シベリアのケメロヴォ州アザスカヤ洞窟で発見された“謎の毛”をDNA鑑定した結果、その毛がイエティ――いわゆる雪男とされる生物のものである可能性は、60から70%であることが発表されました。

 謎の体毛を発見したのは昨年秋のことであるらしく、発見者は米ロの研究者たち。鑑定を行ったのはサンクトペテルブルクにあるロシア科学アカデミー動物学研究所であり、テストは電子顕微鏡と分子系統的分類の研究室で行われたということです。

yeti hair, standard

 疑惑の鑑定結果はロシア地方政府の公式ウェブサイトでも公表されており、そこでは二種類の鑑定結果は米ロ両国で行われたと主張。それによると、発見された毛はホモ・サピエンスとはいえないが、猿とも呼べず、より人間に近い生き物のものではないかとの意見が合意されたとしています。

 発表を行ったバレンティン・サバノフ教授は、「我々は10種の毛のサンプルを元に鑑定を行い、謎の毛が哺乳類のものであることについて確認した。しかし当該地域に存在するクマやオオカミ、ヤギ、またその他のどの動物とも一致することはなかった」と語っています。

inside, Azasskaya cave where it was found

 さらにサバノフ教授は、鑑定は世界レベルの三つの大学で行われたとし、分析を終えたDNAのパラメータは謎の毛が猿よりもホモサピエンスにより近い生物に属していることを示していると述べます。

「イエティのDNAは、人間のそれとは明らかに1%未満異なっているのです」

inside footprint 2

inside footprint one

 しかし一方で、雪男に関するロシアの第一人者でビッグフット研究の権威でもある Igor Birtsev 博士は、今回の発表を一蹴しています。

 2011年に行われたケメロヴォ州での探検隊を先導する存在でもあった同博士は、彼らが実際にアザスカヤ洞窟で発見された毛の鑑定を行えたかを疑うとした上で、「彼らは電子顕微鏡を覗くことで働いたかもしれない。しかしどのようにして、(イエティの)毛のサンプルと照合しえたでしょう。それがどれだけヒトに近いかを?」

inside the story, Burtsev and tree
(たたずむ Igor Birtsev 博士。しかし博士はイエティの研究を続けている)

 Birtsev 博士は、こう続けます。「だから私は、サバノフ氏の結論については懐疑的なのです」

(Via.The Siberian Times)

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