ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ及びピクサー・アニメーション・スタジオの現社長であり、ピクサーの創始者でもあるエド・キャットムルと、フレッド・パルケ博士が1972年に制作した、世界初の3Dレンダリングされたアニメーション。
先にご紹介した最初期の3Dコンピュータ・グラフィックは1965年にベル研究所が制作したものでしたが、こちらの動画ではエド博士の手を型取りした原型を元に、無数の点が示す位置情報を入力する作業が映し出されます。
また、後半に登場するフェイスアニメーションではフレッド博士の妻ヴィッキー氏の顔をスキャンすることで3DCGアニメーション化されています。
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フェイスアニメーションでは1フレーム(1/30秒)をレンダリングするのに2分30秒の時間がかかり、かつ1972年当時で約40万ドル(当時の日本円で約1億2,000万円)のコンピュータを使用しているそうです。
CGの歴史を知る上でも、一見の価値ある動画です。
(参考:white-screen.jp)