Insane in the Chromatophores

 神経科学の実験サイト「Backyard Brains」が行った興味深い実験は、彼らが以前に使用した“ゴキブリの脚を刺激するプロトコル”をイカの色素胞に使用するというもの。
 イカは色素胞と呼ばれる細胞を収縮させることで瞬時に皮膚表面の色を変化させるわけですが、イカの生態で皮膚の色変化が果たす役割は、実はまだ十分に解明されていないのだそうです。
 それにしてもポップな映像だなこれ。

Squid-iPod-Prep

 なお、iPod を通じてイカが色変化する仕組みは、彼らによるとイヤホンのコネクタを通じて送られる微小電流はニューロンが通信するために使用するものと同じ電流であるため、それを用いてイカの耳(ひれ)の部分に電線を接続したものだそう。
 iPodの低音周波数(<100Hz)を送信すると、イカの神経の軸索はコントラクトに色素胞の筋肉の収縮を引き起こすそうです。

 そういえば先日、ナショジオが「イカの色変化の仕組み解明」を報じたところでした。こちらの実験などはよく似てます。



(Via.Backyard Brains)

イカ―その生物から消費までイカ―その生物から消費まで
奈須 敬二

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