New Joe Plays

 第84回アカデミー賞で5部門を受賞した映画「アーティスト」でも注目を集めたサイレント映画(無声映画)ですが、そもそも1927年に世界初のトーキー映画『ジャズ・シンガー』が公開されるまでは、映画といえば全てがサイレントでした。つまり映画=サイレントがデフォだったわけで、音のない映画に音を加えようという試みは様々行われていたようです。

 ご紹介する音楽装置「フォトプレーヤー」もその一つ。
 劇伴の加えられたサイレント映画をご覧になったことのある向きには、「ピュー」とか「プオーン」とか、まるでオノマトペのように擬音化されたサウンドの妙に、頬がゆるむこと請け合いの楽しい映像です。



 1912年頃に登場し、中規模の劇場で使用されていたフォトプレイヤーはピアノコンソールとサイドチェストで構成されており、コンソールで操作を行うことで様々の効果音を奏でることができます。

a-Fotoplayer-Piano-and-Side
rinaudosreproductions.com

 演奏を行っているのは Joe Rinaudo 氏で、アンティークの音楽機械の修復に情熱を注いでいる人のようです。



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