ROADKILL EXPERIMENT

 米航空宇宙局(NASA)に籍を置くマーク・ロバーさんが YouTube にアップしたのは、路上にゴム製の小動物(カメ、ヘビ、クモ)を置いた場合、ドライバーは避けることを選択するか、それともあえてひき殺すことを選択するかを統計的に見てみようという実験。
 氏による実験によれば、「ドライバーのうち6パーセントの人は、サディスティックに動物を殺してしまう人だ」という結果が出たようです。

 実験の内容は、

・ゴム製の動物(カメ、ヘビ、クモ)を道路の路肩に置いておく。
・その場所を通過する車1000台について、反応を記録。
・比較対象として、葉っぱを置いた場合の反応も記録。

 するというもの。

その結果、94パーセントの人たちはそのまま走り続け、ゴム動物が傷つくことはありませんでした。ゴム動物は車道の外側にあって、ドライバーに対して危険を及ぼす心配はないはずなので、これが一般的な反応じゃないかと思われます。

でも、残り6パーセントの人はわざわざ車道からはみ出して、ゴム動物をひいたんです。
つまり1000人のドライバーのうち、60人があえて(少なくともその人に対しては)無害な動物を殺そうとした、と言えます。しかも車道から外れる行為には、それなりの危険も伴います。つまり6パーセントの人たちは、動物を殺せる状況になったら、危険を冒してでも殺してしまいたい人たちだと言ってもいいかもしれません。動機は特になくて、強いて言えばサディスティックな快楽ということかもしれません。
(引用:ギズモード

 もちろん確定的な結果が出るまでにはもっと詳細な研究が必要なんでしょうけど、もし日本で同様の実験を行った場合、どのような結果が導かれるのでしょうか。ちょっと興味がわく感じがします。



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