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 骨骼肌脊索瘤と呼ばれる稀有な病によって顔に7つの巨大な瘤を生じさせた女性の記事を、以前にお届けしていました。
 この李紅芳という女性が、無事手術により腫瘍を摘出することに成功したようです。このような良好な事後報告が行えるのは珍しいことで、なんとなく嬉しくなってしまいました。
 信じれば、時に奇跡が訪れることもあるようです。

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 李さんが顔面に腫れを生じ始めたのは20代の頃。
 2005年に手術で一旦は腫れを切除することができたものの、半年後には再発し、同じ年にご主人を病で失った彼女は日雇いで生計を立てるしか方法がなかったそうです。

 と、このような経緯を以前の記事でお知らせしたわけですが、中国・陝西省西安市にある病院で、腫瘍の摘出が成功したということです。
 この手術はボランティアにより無料で提供されましたが、本来なら60,000ポンド(約730万円)を擁する高額な手術なのだそうです。

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 術後の李さん。顔をいびつに腫れあがらせていた腫瘍が取り除かれ、本来の顔を取り戻すことができています。
 主任外科医の Guo Shuzhong 氏は、手術は良好に行われたが、1年以内に頭蓋骨、鼻腔や咽喉に残っている腫瘍を切除するために再び手術が必要だろうと語っているようです。

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 以前の取材で涙を浮かべた李さん。再発がなく、術後の経過も良好であることを願うばかりです。

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(Via.rincondeluruguayo.blogspot.com)

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