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 発明王エジソン最大のライバルであったニコラ・テスラといえば、空中放電実験で有名なテスラコイルのビジュアルも強烈な「マッド・サイエンティスト(褒め言葉)」。

 そのテスラの数奇な人生をテーマとしたグラフィック・ノベルが発売されるそうで、現在開催中のコミック・コンでの発表もなされたという『The Inventor: The Story of Tesla』をご紹介します。
 そういえば7月10日はテスラの誕生日でもあったのね。

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 情報を伝えたワイアードによれば、「このコミックは、テスラに興味がある人々にとって近づきやすい入門編となる。」とのこと。
 レーヴ・メータ(Rave Mehta)氏によるコミック、『The Inventor: The Story of Tesla』は、「ニコラ・テスラの魅力溢れる人生と、彼の驚くべき発明の数々に彩られている。」そうです。

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 テスラのパーソナリティを示す象徴的な出来事といえる、トーマス・エジソンとの確執。エジソン電灯社での直流電流とテスラの提案する交流電流による対立はもちろん描かれます。

 これにより失職したテスラは、1887年4月に「テスラ電灯社(Tesla Electric Light Company)」を設立。交流電流による独自の電力事業を推進することとなるわけです。

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 1888年5月16日、アメリカ電子工学学会でデモンストレーションを行うテスラ。これにより感銘を受けたジョージ・ウェスティングハウスから、100万ドルの研究費と、特許の使用料を提供されることとなります。
 同じ年には循環磁界を発見し、超高周波発生器の開発などを行いますが、ウェスティングハウス社技術陣の中でも孤立し、1年で離れることに。

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 ワーデンクライフ・タワーの実験は当然描かれます。「世界システム」こそテスラ最大のインパクトです。

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 テスラいわく、「この地球でもリンゴを割るように真っ二つにできる」。カッコよすぎるマッドぶり....。
 結局、一文無しで86年の不遇の人生を終えるテスラですが、彼の功績に21世紀はようやく追い付き始めたのかもしれません。

(source.WIRED.jp)

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