Spider-Man and the Decay Rate Algorithm

 ハリウッドのスーパーヒーロー映画に時折登場する、物理の方程式を示すシーン。現実にはあり得ないヒーロー登場の設定に一定のリアリティを与える描写ですが、テキトーにでっちあげているんだろうと思っていたら、れっきとした物理学者に依頼して作成されているのだそうです。

 公開中の映画「アメイジング・スパイダーマン」で黒板上に示される方程式は「減衰率アルゴリズム(decay rate algorithm)」と呼ばれるもので、依頼を受けたミネソタ大学のジェームズ・カカリオス教授は、「ハリウッドは、より信じられそうなフェイクな現実を作るために、わたしのような科学者に助けを求める」と説明しています。



 ワイアード.jpによれば、「カカリオス氏は「減衰率アルゴリズム」を構築するにあたって、ゴンペルツ関数という、年齢から人間の死亡率を予測する、実在の方程式を利用した。同氏の同僚であるミネソタ大学の物理学教授ボリス・シクロフスキーが2008年に発表した論文でゴンペルツ関数の派生形を提示し、カカリオス氏がそれを、この映画に登場する架空の方程式の叩き台にしたのだ。」とのことです。

 なお、カカリオス氏はワイアードに、「物理学者が語る『アイアンマン』:SFアイテムの実現可能性は?」という記事を寄稿しており、「スーパーヒーローの物理学」という本まで出版しています。

 そうそう、動画は字幕を日本語にしてご覧になると便利ですよ。

(Via.WIRED.jp)

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