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 マイアミ・ゾンビ事件として世界的な注目を集め、“ゾンビ・アポカリプス”という連鎖的な猟奇犯罪現象に対する呼称まで生み出した、フェイスイーターことルディ・ユージン。
 彼の異常な犯行の原因として可能性を示唆されていた新種のLSD、いわゆる「バスソルト」ですが、入念な検死の結果、ルージンの体からバスソルトによる成分は発見されず、マリファナ以外のあらゆる化合物も彼からは検出されなかったという結果が発表されました。

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(※イメージ)

 Huffington Post によれば、検死のレポートを発表したのは監察医の Bruce Hyma 博士。
 博士の発表したレポートおよび声明では、「部門の毒物学研究室は、マリファナの活性成分を特定した」とした上で、「他のストリート薬物、アルコールや処方薬は検出されなかった。これは(バスソルトを含む)LSD、コカイン、アンフェタミン(エクスタシー、メタンフェタミンなど)、フェンサイクリジン(PCPまたはエンジェルダスト)、およびヘロイン、オキシコドン、ザナックス、合成マリファナ、その他の多くの類似の化合物について、既知の薬物を検出するためのあらゆるテストが行われたもので、いずれも該当する物質は検出されなかった」としています。

 また、第二法医学毒物学の研究室でも、 バスソルトで最も一般的とされる成分の欠如が確認されており、「双方の研究室で行われた検査技術の限界内では、マリファナ(大麻)のみがルディ・ユージーンの体から識別された唯一の薬物であり、それが最終的なステートメントだ」と確認されました。

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(2008年にマリファナ所持の罪で検挙された際のルディ・ユージン)

 毒性試験の専門家は「マリファナがユージンのように奇妙な行動を引き起こす可能性はない」としており、この結果を受けて、マイアミ群警察はユージンが被害者ロナルド・ポッポ氏を攻撃した原因について、当初想定されていたバスソルトの影響によるものとの可能性を排除するとしています。

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(クリック注意)

 なお、ジャクソン記念病院で治療が進められている被害者のロナルド・ポッポ氏ですが、今後は失われた顔を再構築するための手術を中心に治療が行われるようです。順調に回復しているとはいえ、片方の目を食べられ、また残された目にも失明の可能性があるそうです。

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(クリック注意)

 この度の事件は州全体の合成薬物の取り締まりを強化する切っ掛けとなっており、南フロリダを含む群やいくつかの都市ではバスソルトを含む化合物の販売が禁止。またこの火曜日から、90以上の合成医薬品の規制を強化する下院法案1175号の署名が集められているとのことです。

(source.Huffington Post / NBC6 Miami)

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