来たるべき黙示録を生き残るための豪華なコンドミニアムが売り出され、完売したというニュースが話題を呼んでいます。
アメリカ・カンザス州にある廃棄された地下式ミサイルサイロを利用して作られたそのマンションは、プールや映画館、図書館なども設備された巨大なシェルターのような構造物。太陽フレアによる影響やテロ、パンデミックによる世界の終末にも耐えられる設計になっているのだそうです。
売り出されたミサイルサイロ・マンションは100万ドル〜200万ドル(約780〜1億6000万円※更新時レート)の分譲価格。開発者のラリー・ホール氏は「テロリズムに食糧不足、パンデミック、太陽フレアの巨大爆発から経済危機、世界の終わりを心配する人は大勢います」と語っています。
来たるべき最後の審判の日に向けて、ホールさんはすでにコンドミニアムの一つを購入しているそうです。
閉鎖後でも5年の生存が可能な備蓄、70人を養うための魚や野菜を育てる室内ファームを完備。
他のフロアにはプールや図書館、医療センターや学校フロアも存在し、複雑な生命維持システムを維持するために従来の発電システムと同様に、風力発電も提供されるのだそう。もちろん厳重なセキュリティシステムが掠奪者から住民を守ってくれます。
現在のところ4つのバイヤーが関与しているというコンドミニアムの、ワンフロアの投資額は約700万ドル(約5億5400万円)。
厚さ9フィート(約2.7メートル)の分厚い壁と地下174フィート(約53メートル)を掘り下げたミサイルサイロは至近の核爆発にも耐えられる構造になっており、よほどの心配性でない限りこれ以上に安全な施設はありません。
温かな暖炉の前でくつろぎながら、世界の終末を見物できます。
(ミサイルサイロ:画像元)
建設中のミサイルサイロ(1960年代初頭)。開発者ラリー・ホールは、最後の審判の日にむけた避難所に、廃棄されたアトラス "F"ミサイル基地を参考にしたそうです。
(Via.Mail Online)
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