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 2010年に発生したメキシコ湾の原油流出事故、いわゆる“BP重油漏れ事故”のその後の環境変化をアルジャジーラが報じています。

 イギリスに本拠を置くエネルギー関連企業、BP社(BP p.l.c. / 日本名:ビーピー・ピーエルシー)の石油掘削施設「ディープウォーター・ホライズン」が引き起こした史上最悪ともいわれる原油流出事故なわけですが、現地取材によると、奇形のエビや病斑のある魚、目のないカニ... などなど、様々の奇形海産物の発生が報告されているようです。

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(画像:NASAの人工衛星テラが2010年5月1日に撮影した油膜)

 事故から2年、海産物加工業者が「こんなもの見たことない」と口を揃える事態となっているようですが、米国の環境保護団体「自然資源防衛委員会(Natural Resources Defense Council)」の調べによると、食卓向けの牡蠣のテストで高いニッケルとバナジウムの含有量が検出されてるそうです。
 ヒ素、カドミウム、鉛、水銀の含有量の方はまだ審査中とのことですが、事故の深刻なダメージは、長く影響を与え続けそうな感じです。



(詳細についてはソースをご参照:ギズモード)

NATIONAL GEOGRAPHIC (ナショナル ジオグラフィック) 日本版 2010年 10月号 [雑誌]NATIONAL GEOGRAPHIC (ナショナル ジオグラフィック) 日本版 2010年 10月号 [雑誌]

日経ナショナルジオグラフィック社 2010-09-30
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