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 地球上で定義される物体の重量は不変のものではないことを、世界中を巡るノームが証明してくれるようです。

 ご紹介するのは「旅するノーム」と呼ばれるイタズラがヒントとなった『ノーム実験(Gnome Experiment)』と呼ばれるプロジェクト。「旅するノーム」とは、他人の家の庭からノームを盗み、色々な場所で撮影してインターネットに公開し、その後ノームを元の家に戻すというイタズラなのだそう。
 もちろん『ノーム実験』はイタズラではなく、れっきとした物理学の実験プロジェクトです。

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 プロジェクトのコーディネーターを務めるトミー・フィンペル氏は、「ほとんどの人が、地球の重力は(場所によって)わずかに違うことを知らない」と述べており、実験に参加する物理学者たちは、庭に飾るノーム(妖精)の置物に世界各地を旅させて、地球の重力の偏差について研究しています。

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 フィンペル氏は地球の重力にばらつきがある主な原因として、地球の形状が「でこぼこ」なためと説明しており、「地球は実際、じゃがいものような形をしている。そのため地球上のどこにいるかによって、その人の体重は0.5%程度増減する。われわれの『ノーム実験』なら、この現象を楽しく測定できると考えたのだ」とのこと。

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 彼らは実験のため特別に作製したノームに「ケルン」と名付け、ペルーのリマからインドのムンバイへ、オーストラリアのシドニーを経て仏領ニューカレドニアへ、さらには南極へと運び、その重さを測っています。

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 これまでの測定の結果では、最も重い数値が出たのは南極にある米国のアムンゼン・スコット南極基地で、309.82グラムだったそうです。南極は地球の自転で生じる慣性力が強いのだとか。

 ケルンの「旅行先」は、以下の公式サイトで追うことができますよ。

「Gnome Experiment」公式サイト(英語)

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 来日もしているようです。

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(Via.AFPBB News)



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