毎年1月にユタ州で行われる、インディペンデントな映画の祭典『スラムダンス映画祭』。新たな才能の発掘を目的とするこの映画祭で、今年の実験的短編賞での特別審査員賞を受賞したのは「SOLIPSIST(唯我主義者)」と題された超現実的なショートフィルム。
監督を務めたのはロサンゼルスのムー・スタジオで映像ディレクターを務める、Andrew Huang 氏。鮮やかなコスチュームが有機的に変化する様は魅惑的で、肉体が砂粒となり解けゆく姿は実にシュールで美しい。
サイケデリックな色彩で描かれる3つの世界が、やがて1つに収束していく様子を描いたという実験的な作品は、大きな反響を呼んだようです。
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思ったら後半からああそうか、と分かった(つもり)。
美しいけど切なくもある作品だね。コメでネタバレは避けたほうがいいかもだからあんま書かないけど、水中と思しきシーンと全てが壊れていくシーンはため息が出た。やっぱ面白い物は境界線上にあるなあ。