euthanasia roller coaster 01

 リトアニアのエンジニア、Julijonas Urbonas 氏の発案によるジェットコースターのコンセプトは、「死刑台のエレベーター」ならぬ「安楽死のジェットコースター」。
 彼によると、安楽死のためのジェットコースターは“優雅さと幸福感を与える、人道的に人の命を奪うために設計されたマシン”なのだそうです。
 いわゆる絶叫マシンに乗る時のようなスリルと高揚感の後に、搭乗者を意識消失させ、死へと導くように設計されているらしい。

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 上画像はシミュレートされたイメージ映像から。
 ライド中に脳が低酸素症にいたることで眠気が襲い、最後に絶命に至るプロセスを示しています(詳細は動画から)。

 発案者の Julijonas 氏は幼いころから遊園地開発の分野に接しており、その作品は芸術的でありまた哲学的であると説明しています。
 彼いわく、「宇宙医学や機械工学、材料技術、もちろん重力の及ぼす研究が融合することで、この“死をもたらす旅行が”楽しく、かつエレガントな意義を持つようになります」。

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 最初に始まる死への秒読み、異常とも思える高さの頂点から、一気に螺旋構造へ突入。約10Gの重力がかかるこのループ構造が継続的にもたらす効果で、脳に到達する酸素を欠乏させます。

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 死への螺旋構造、ジェットコースターが進むにつれて、ループはタイトになっていきます。

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 究極的なジェットコースターとは人体の限界を超えるだけではなく、水平の生活からの解放を求めるものです。つまりこの動く彫刻こそが究極のジェットコースターなのです。と Julijona 氏。

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 彼の発想は、有名な乗り物メーカーの社長ジョン・アレンの言葉に触発されたものだそうです。
 アレンはかつて、「24人の乗員を送り出し、その24人が全て死んで帰ってきた時に究極のジェットコースターは完成するでしょう」と語ったのだとか。ただし彼の想像力によるシュールなコースターは、現実的な悪用を求めるものとして後に批判されたそうです。



(Via.Mail Online)

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