A trip to the Moon

 公開を3月1日にひかえる、マーティン・スコセッシ監督による初の3D映画『ヒューゴの不思議な発明』。来たるアカデミー賞においても監督賞や作品賞など最多11部門にノミネートされていることで話題を呼んでいます。
 その作品の中でも注目を集めているのが、主人公の少年ヒューゴとの交流がストーリーの軸として描かれる“映画の父”ジョルジュ・メリエスの存在。
 ステージ・マジックに傾倒した経歴を持つメリエスですが、彼を一躍有名にしたのが世界で最初のSF映画とされる「月世界旅行(1902)」という作品で、件の「ヒューゴ〜」の中でも効果的に使用されているようです。

 というところで、ご紹介するカラー彩色版『月世界旅行』はメリエス自身の手彩色によるもの。1993年に発見されるまで知られておらず、長く伝説のフィルムとされてきたもののようです。


動画差し替え2013年2月24日 

 モノクロ版オリジナル→http://youtu.be/7JDaOOw0MEE

 おまけ、というわけではありませんが、こちらは同じくメリエスの『ガリヴァー旅行記』。リリパット国と巨人国ブロブディンナグでのガリヴァ―の顛末を描くもの。奇術師出身のメリエスらしい、非常に素晴らしい映像。



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