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 メキシコ・グアナフアト州の州都であるグアナファトは、歴史地区と銀鉱群が世界遺産に登録されている有名な町ですが、もう一つ有名なものに「ミイラ博物館」があります。
 グアナファトは非常に乾燥した地帯であるために放置した遺体が自然とミイラ化するという環境にあるそうで、博物館にはそのようにしてミイラ化した遺体が多く展示されています。

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 これらのミイラは、1865年から1958年の間に採集されたもの。
 その間、グアナファトにおいては3年間の埋葬は無料で行われたものの、それ以後は埋葬税が課され、税を支払うことができない場合は遺体が取り出されるという特殊な埋葬システムが適応されてきました。
 こうして採集された遺体は、ミイラ化の状態によっては博物館に展示されるというわけです。

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 この過程において、納骨堂に集められたミイラは1894年頃には博物館として成立するに足る数のミイラを収蔵することに成功し、それ以降は納骨堂は博物館としての機能も果たすようになっていきました。
 グアナファトのミイラにおける特徴は、人為的な加工が加えられていない“自然乾燥”のミイラであるために、人工的なミイラと比べるとより苦痛に満ちた不気味な表情であることが挙げられます。

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 既述のように1958年にはミイラの取得は取りやめられましたが、博物館が有名になるにつれ、1990年には外国人のミイラも受け入れるようになっているのだそうです。
 もちろん博物館で展示されるためには、料金が発生するようですが。

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(Via.Sacred Destinations / Mummies of Guanajuato - Wikipedia:英文)



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