スウェーデンではネット上のファイル共有が正式な宗教行為として認められたそうです。
スウェーデン政府による正式な宗教団体として認可されたのは「Church of Kopimism(コピミズム教会)」を名乗るグループ。2010年に Isak Gerson 氏という学生が設立したもので、情報のコピーを神聖な行為とする「kopimism(コピミズム)」という思想を掲げています。
約3000人のメンバーを擁しており、全ての情報には価値があり、コピーすることでその価値は高まることを主張しています。
(※画像クリックで Church of Kopimism のサイトへ移動)
プレスリリースでは Church of Kopimism は1年にわたり宗教団体として認可を受けるための努力を行ってきたそうで、教会の理事長を務める Gustav Nipe 氏によれば、Kopimists はスウェーデンの行政庁への登録を3回試みたとのこと。正式に宗教団体としての認可が下りたのは昨年のクリスマス前のことらしい。
また、コピミズムにおいては「CTRL+C」と「CTRL+V」というコピー&ペーストのショートカットキーを宗教の神聖なシンボルとしています。
「国家から認可を受けたのは大きな一歩。願わくは、訴追される恐怖なしでわれわれの信仰を実現できる日への一歩であってほしい」と、協会を主宰する Gerson 氏は述べています。
ちなみにスウェーデンでは、2006年に著作権法の改正を唱える海賊党も誕生しているのだそうです。
(Via.ねとらぼ / mashable.com)
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