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 スーダン出身の Rital と Ritag Gaboura は生後15ヵ月の女の子。頭部結合体の双生児として生を受けた彼女たちは、4ヶ月前の2011年9月に分離手術を受けました。
 まるでサイクリングに出かけるかのようなピンクのヘルメットは2人の頭部を保護し、成型するための特別あつらえのもの。
 分離手術は英国にあるグレート・オーモンド・ストリート病院の外科医チームによって行われたそうです。

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 結合双生児はおよそ20万組に1組程度の割合で発生するといわれており、結合の部位により胸結合体、殿結合体、頭蓋結合体などが分類されています。その結合体において約5パーセントが頭部結合体であるとされており、その内40パーセントが死産となり、また産後24時間以内に別の理由により死亡するケースも多いらしい。
 さらにその後、早期授乳期を超えて生き延びるケースも少なく、ソースの記述によれば1000万分の1の確率で彼女たちは生き延びているそうです。

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 また、通常行われる分離手術の多くは、生命維持に必要な器官が共有されていない場合に行われますが、彼女たちのように重要な器官が共有されている症例の手術の成功率は極めて低いとされています。
 例えば2003年にシンガポールで行われた頭部結合体の姉妹ラダンとラーレの分離手術は失敗し、手術中に死亡しています(Wikipedi:英文)。

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 手術に当たっては、まず彼女たちの頭部の3次元コンピュータモデルを作成し、ロンドンにある矯正コンサルティングのスペシャリストによって、術後に必要となるヘルメットが製作されました。
 ヘルメットはコポリマーと呼ばれる超軽量素材で製作されており、幼児の頭部に定圧を加えることで、頭蓋の成長を促す効果を期待されているとのこと。

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 二人には今後6ヶ月の着用期間が必要だそうですが、すでに両親を喜ばせる小さな変化が見られるそうです。
 
(source.Mail Online / Toronto Sun)

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