第二次世界大戦直後に、当時、高速化が進められていた航空機の安全性を確かめるために行われた実験なのだそうです。
実験が行われたのはニューメキシコ州アラゴモードにある、ホロマン空軍基地。航空医学の研究者でもあったジョン・スタップ空軍大佐が、自らロケットそりに乗り込み行った実験らしい。
実験は5秒で時速1000kmまで加速し、これを水のバリアを用いて2秒で停止させるというもの。およそ40〜50Gの重力がかかるらしく、時速200kmでコンクリートにぶつかったのと同じレベルの衝撃がかかるという、非常に危険な実験であったようです。
なお、大佐は無事に生還。ただし眼球の毛細血管が破裂し、その日は目が見えなくなってしまったのだそうです。
(Via.DNA - Daily News Agency)
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