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(左)コカイン2/1グラム、(右)シロシビン2キャップ

 麻薬を用いて創作を行う行為は、世の東西を問わず古くから行われてきました。古くは大麻の煙でスピリチュアルな幻覚に遊ぶことまでを含めると、それらプリミティブな意味での麻薬の使用は、ほぼ文明の誕生と同時に行われてきたといっても言い過ぎではないと思います。

 アーティストのブライアン・ルイス・サンダース氏は自ら様々の薬物を用いて創作を行うことで、実験的なアートを描きます。
 時に脳に軽度の損傷を受け、時に深い無気力に襲われるなど、自らの体を用いた実験的な創作活動により、ドラッグが創作にどのような影響を与えるのかを身をもって証明しようと試みています。
 以下に示すのは、様々の薬物を摂取して描かれた、興味深い自画像。

(左右とも)Valium I.V. (ジアゼパム:用量不明)
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(左)亜酸化窒素、(右)亜酸化窒素/ジアゼパム
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(左)ハシシュ(大麻樹脂)、(右)マリファナ(乾燥大麻
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(左)ライターガス、(右)ガス
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(左)PCP(フェンサイクリジン)、(右)Dilaudid(ジラウジット)4mg
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(左)ニガヨモギダケ、(右)咳止めシロップ2本
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(左)クリスタル・メス、(右)モルヒネ
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(Via.Self-Portraits Created on Drugs)

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