Urology

 男性の睾丸に「神の顔」が浮かんだ。
 よりによって睾丸に顕現しなくてもいいんじゃないか――ついそう考えてしまうエピソードが起こったのはカナダのオンタリオ州。

 陰嚢(いんのう)炎で担ぎ込まれた男性患者の治療にあたったカナダの医師団が発見したもので、グレゴリー・ロバーツ博士とナジ・トゥマ博士による論文『The Face of Testicular Pain: A Surprising Ultrasound Finding(睾丸痛に苦しむ顔:超音波検査による驚異的発見)』は医学誌「Urology(泌尿器学)」に発表されました。

 神の睾丸を持つ男性は45歳、オンタリオ州キングストンにあるクイーンズ大学付属病院に彼が緊急搬送されたのは2年前のことなのだという。
 男性の患部を超音波診断した医師らは、処置を見守っていた研修医ともども驚きのあまり息をのみました。なぜならモニターに映し出された睾丸の超音波映像には、人の顔らしきものが浮かび上がっていたのです(上画像)。

「ぽっかりと口を開き、上を見上げている男の顔は、まるで(患者とともに)激痛に耐えているかのようだった。(われわれは)この顔が、聖なる存在――例えば、エジプト神話で生殖を象徴するミン(Min)――からの「お告げ」ではないかと議論した。」

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(※勃起した姿で描かれるエジプト神話の神、ミン(Min)の画像)

「最終的には、偶然の一致にすぎないとの結論に落ち着いた」(論文より)

 幸いこの患者の腫瘍は良性であることがわかり、こう癌摘出手術は無事に終了したのだそうです。もしかしたら睾丸のミンの顔は、彼の守り神だったのかもしれません。

(source.AFPBB News)

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